🍣ほぼ毎週火曜日の午前中に開催されている「女性の勉強会」。インド人、外国人のメンバー、約40名によって構成されているグループだ。さまざまにキャリアを持つ女性たちによって構成されているが、年齢層はかなり高く、わたしは「若手」の部類に入る。1年半前に入会したばかりにもかかわらず、今年度はアクティヴィティの役員を任され、スピーカー(語り手)や訪問先のコーディネーションに関わってきた。
さて、一昨日の火曜日は、わたしがスピーカーを依頼された。ちょうど1年前にも「インドと日本の関係史」について語った。非常に好評で、続編をリクエストされた。しかし今回はカジュアルに「日本の食文化」のプレゼンテーション。日本語でのセミナー(講演)は、もう10数年以上前から行っているが、パンデミックが明けてからは、英語でのセミナーやトークも引き受け始めている。
かつては、自分の英語力や知識の不足(まだまだ学び足りない)を理由に辞退してきたが、歳月は流れ、年齢を重なる。何年経っても理想の状況には至らない。さあらば、わたしはわたしの視点で、極力「誠実に」「真摯に」「柔軟に」物事を整理して、語ろうとの考えに行き着いた。ゆえに、使う資料は毎度、「生き物を育てる」ように手を加えて現在に至る。絶え間ない改訂が必要だ。
さて、このところ「爆発的に」と言っていいほど、「今度、日本へ行くの」という友人知人が増えている。それに伴い、日本に関してさまざまを尋ねられる。しかし正直なところ、1996年に日本を離れて以来、一時帰国を除いては「住んでいない」母国の事情に、わたしは詳しいわけではない。しかしながら、食文化であれば、ある程度は語れる。インドはヴェジタリアンが多いから、彼らが日本の旅行中にどのような飲食店を選ぶべきかといった具体的なアドヴァイスも添える。
結果、質疑応答や情報交換も活発な、楽しい時間を育めた。メンバーからの質問や情報共有によって、時間はより深みを増すし、わたしの知識も増える。人の言葉を聞くことも、とても大切。これから益々増えるであろう問い合わせに、どう対応するか。信頼できる情報元をまとめた「英語版のリンク集」を構築する必要がありそうだ。
🍔勉強会のあとは、久しぶりにARAKU COFFEEで一人ランチ。毎度お気に入りのオレンジ風味コールド・コーヒー、そしてチキンのサンドイッチ(バーガー)を注文。厨房で焼かれるパンに挟まれた、オーガニックの野菜、良質の鶏肉による揚げたてのフライドチキンは、「ハイクオリティなジンガーバーガー(KFC)」といった感じで、本当においしいのだ。
ランチを終えて、久しぶりにインディラナガール界隈を散策する。初めて訪れた2005年12月から19年間、この界隈の変貌を眺めてきた。バンガロールで最も栄枯盛衰が激しく、「そこここが常時工事中」のエリアだ。昨今はまた、開発めざましく、訪れるたびに浦島太郎状態だ。飲食店やブティックが軒を連ねる12th Main と、南北の目抜き通り100フィートの交差点では「遺跡発掘中?」と言いたくなるような、相変わらずの前時代的環境による土木工事が行われている。安全性、機能性、効率、その他。毎度のごとく、土木建築に関することも、あれこれ語りたくなるが割愛。
これがマンハッタンならば(比べるな😅)、すいすいと歩けるところ、落とし穴や障害物やブチ切れた電線などに気をつけつつ歩く必要があり、気が抜けない。わずか数百メートル歩くのに、数キロメートル歩いたかのようなエネルギー消費だ。それでも、ときには「歩くこと」が大切。車窓からでは伝わらない、歩くことで得られる情報も多々あるが故。
インテリアショップのThe Perple Turtlesや、同系列のガーデニング関連ショップBERURUへも、久々に足を運ぶ。新居の準備をしていた2年前は、しばしば訪れて買い物をしていたものだ。訪れるたびに新たな発見があり、歳月の流れを感じさせる。
もうこれからは、「自分のことに関して」は、遠く未来を見据えずに生きたいと切に思う。やりたいことを先延ばしにしない。なにしろ、「つい最近のこと」……と思っていた過去が、10年前や20年前だったりするのだ。この調子だと、あっというまに70歳、80歳。ゆえに、意欲があり、身体が自由に動くうちに。
限りある人生。身体のメンテナンスも最優先に、今年、来月、来週……と、極力、身近なタイミングで、自分のやりたいことをやろうと、改めて思う。
(次の投稿に続く)
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