Amrapaliのミュージアムをあとにしたわたしたちは、一旦、ホテルに戻って少し休憩。サリーに着替えてディナーパーティへ。会場は、YPOジャイプルのメンバーが経営するRose Amerという優雅なヴァケーション・ホーム。2018年に誕生したというここ、コロニアル建築にモダンな家具調度品が融合した個性的な空間だ。
何人かのジャイプルのメンバーと言葉を交わしたが、日本語が話せる人たちもいた。テキスタイル・ビジネスで、あるいはテクノロジー関係のビジネスで、日本へ出張へ赴くことが多い人、あるいは何年か暮らした経験のある人……と、さまざまな社交の場で、日本とインドの関わりは確認される。
わたしと二人で写っている女性は、インドを代表するカーペット会社、JAIPUR RUGSの創業ファミリーであり、デザイン・ディレクターであるKavita Chaudhary。実は、2022年に完成した新居のリヴィングルームと「月光ライブラリ」のカーペットは、JAIPUR RUGSのもの。ライブラリに「月光」と冠したのは、このすばらしいカーペットに出合ったからこそ、であった。ちなみに写真の天井の巨大な月は、Amazon.inで買った子供向けのプラネタリウム的なライト。
彼女に写真を見せつつ、すてきなカーペットを育んでくれたことに感謝だ。
ファミリービジネスが端緒のJAIPUR RUGSは、北インド各地の7000を超える工房の、40,000人以上の職人たちを束ねている。デザインは伝統的なもの、コンテンポラリーなもの、あるいは両方を取り入れたトランジション・シリーズなどと選択肢は幅広く、値段もピンからキリまで。実用性のあるものから、壁に掛けたくなるアーティスティックなものまで、本当に魅力的なのだ。インディラナガールにオープンしたばかりだったJAIPUR RUGSのショールームは、まるでミュージアムの風情でもあり。
詳細は下部のブログの記録を参考に。
ところで、この夜は、ピンクシティのジャイプルに因んで、ピンク色のサリーを持参していた。これは、友人Yasho(シルヴァーと黒のストライプのすてきなサリーを着用)のブランドMrinaliniの展示会に初めて訪れた時に買ったもの。お気に入りの一枚だ。こちらもブログに詳細を記しているので、関心のある方はご一読を。
🏠インテリア&ハウジング市場も目まぐるしく変貌を続けるインド。我が魂は亜大陸を彷徨う日々。(2021)(JAIPUR RUGS店舗の訪問記録)
https://museindia.typepad.jp/library/2021/11/india.html
🥻インドはお祭りシーズン序章。またしてもサリーの海へ。
Mrinalini. A platform to help handloom weavers across the country.(2021)
https://museindia.typepad.jp/fashion/2021/09/saree-1.html
🥻今年初! 『インドのテキスタイルとサリー講座』で「不易流行」。古来からの歴史、文化、伝統、政治、世相を映す、インドの布世界。(2023)
https://museindia.typepad.jp/fashion/2023/09/saree.html
Rosé Amer
https://roseamer.in/
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