イスラム地区を散策後、ランチを終えた一行はナイル川河畔のホテルThe Nile Ritz Carltonにチェックイン。微妙にゆらゆらとしていたクルーズ船の部屋とは打って変わり、広々と安定感のある部屋にリラックス。バスタブに湯を張って身体を休めた後、睡魔が襲ってきたが、ダブルエスプレッソで目を覚ます。
午後5時から6時半までの90分間、ホテルの目の前に位置するエジプト考古学博物館のプライヴェート・ツアーが催行されるのだ。寝ている場合ではない!
今回の旅を企画してくれたYPO (Young Presidents’ Organization)バンガロール支部のチームが、1年近く前から交渉をして、貸切を実現してくれたのだ。[Egypt 17]の記録に残した王家の谷。ツタンカーメンの王墓はがらんどうで、ツタンカーメンのミイラがひっそりと眠るばかりだったが、ここは発見された当時、豪華な副葬品(家具調度品)や宝飾品など、山ほどの財宝が収められていたのだ。
黄金のマスクをはじめとするそれらの財宝はじめ、無数の石像や棺、ミイラなどが展示されている。本当に贅沢にもありがたい90分。できることならあと数時間、じっくり眺めたかったが、それは贅沢な話。滅多にできる経験ではないので、写真も4回に分けてシェアしたい。
3枚目の写真は、ロゼッタストーンの「コピー」を指差しているガイド氏。オリジナルは英国の大英博物館の玄関口に所蔵されている。2018年に大英博物館を訪れた時には、よくもまあこれだけのものを盗掘したものだと驚き、呆れたものだ。
エジプト政府がロゼッタストーンの返還を求めたらしいが、「フランス経由で来ましたから云々」的な返答で、スルーされた模様。大英博物館には、無数のミイラが収められている。ミイラだけではない。オジマンディアス(OZYMANDIAS: 古代エジプトのファラオ・ラムセス大王の別名)の頭部石像や巨大なども印象的だった。
そのときの様子の片鱗を、以下のブログに記録している。併せて眺めれば、欧州がエジプトやインドで行ってきたことの実態を目の当たりにできることだろう。
[UK 02] 大英博物館へ赴き、町歩きを楽しむ(2018/06/08)
https://museindia.typepad.jp/2018/2018/06/uk02.html
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