実質わずか9日間のエジプト旅なのに、すでに33回目の投稿。そしてまだ、あと10回以上は続きそうな勢いだ。時間的な制約もあり、わたしにしては文章量をかなり抑えて記しているが、本当は掘り下げて調べ綴りたいことが無尽蔵。なにしろ歴史が濃すぎる深すぎる!
旅の数日前までは、エジプトのことをほとんど知らなかったのに、扉を開いた今、あまりの魅力に目が眩む思いだ。これからインド国内の旅を増やして諸々を発掘して行こうと思っていた矢先、いったいどうしてくれよう……という心境だ。
🇪🇬
サッカラの階段ピラミッドやマスタバ(墳墓)の見学を終えたわたしたちは、再びバスに乗り込み北上。まずはピラミッドを見晴るかす眺めのいいレストランでランチを楽しんだ後、ピラミッドを目指す。ここでわたしは、かなり悩んだ。クフ王の大ピラミッド内部に入るか否か。一応、わたしは参加表明をしていたのだが、この暑い中、中腰で細い通路を延々と歩く自信がなくなっていた。すでに連日の濃密なスケジュールで体力を消耗している。直前まで悩んで諦めた。次回は涼しい時期に訪れて、潜りたいと思う。ちなみに2枚目の写真に見られる穴が、内部通路への入り口だ。
さて、グループ行動につき、自由時間は限られている。内部に入る人たちは早めに到着。一足遅れて大ピラミッドの前でバスを降りたわたしたちに与えられた時間は、わずか30分足らず。他の人たちは正面から写真を撮るなどしていたが、わたしはどうしても全容を眺めたく、夫を促し、ひとまずクフ王の大ピラミッドを時計回りに一周することにした。ここからは、2番目に大きい「カフラーのピラミッド」を見ることもできる。5枚目の写真がそれ。
丈夫に残っている化粧板は、良質の白色石灰岩だという。本来、ピラミッドはこの石灰岩に覆われていて、表面がすべすべと滑らかだったようだ。しかし、後世、剥がされたり剥がれたりして、現在の姿になったという。
今となっては、エジプトのイメージは全体に「黄土色」だが、古代エジプトの都市は、煌びやかにカラフルで、神々しい場所が多々あったに違いないと夢想する。さぞかし、美しかったことだろう。翻って現代。この先、数千年も残り続ける建築物は、果たしてどれほど建立されているだろう。
人間の営みの、強さと儚さ。
ところで1枚目の写真は、バランスの悪い夫婦関係を象徴しているかのような一枚😂 何がしたかったんだ我々!
★ピラミッドを眺めながら、脳裏を巡り口ずさむ音楽は『タイムトラベル』by 原田真二。松本隆の歌詞、原田真二の作曲。「時間旅行のツアーはいかが?」懐かしすぎる名曲。時は1978年。わたしは中学1年で、『ザ・ベストテン』を見ては、一緒に歌っていた。
★さらに思い浮かぶは、横尾忠則のアートによる『ムー一族』(テレビドラマ)のタイトルバック。こちらも1978年ごろ。
https://www.facebook.com/watch/?v=640387823359957
★ムー一族のオープニングで郷ひろみと樹木希林がピラミッドに登っている映像!
★郷ひろみと樹木希林の「林檎殺人事件」@エジプト。スフィンクスの前でライブ
https://www.nicovideo.jp/watch/sm4686737
1970年代、ニューエイジ運動に伴って、ヒッピー文化やスピリチャル、精神世界が若者らの関心を集めた。エジプトやインドは、その舞台にもなっており、多くの著名人らも影響を受けてきた。それにしても、破天荒な番組だった。もう一度、すべて見たい。恐るべし、昭和……!!
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