2泊3日の平山旅館滞在を経て、壱岐最後の1泊は、平山旅館にほど近い、海辺のリゾートにチェックインする。本当は、今朝、島の北部の辰野島の周辺を遊覧する予定だったが、あいにくの曇天と強風につき、様子を見ることにした。
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バンガロールで旅の情報を収集すべく、ネットで壱岐の旅館を検索していたときに目にとまった平山旅館。温泉と食事の質の高さが選んだ決め手となった。この旅館は以前から、メディアからもしばしば取り上げられている、壱岐では有名な旅館でもあるようだ。
3年前に他界された前代の女将が、半世紀にわたって壱岐と旅館の振興のために尽力されていたとのこと。「質より量」ならぬ、「質も量も抜群」な食事でも知られているようだ。名物の鯛茶漬けは、日本航空のファースト/ビジネスクラスの機内食に3年連続で採用された背景もあるという。
すでに初日の夕食は写真を載せたが、2日目も、刺身とはいえ異なる魚介類が並び、出される料理もヴァラエティ豊かだった。特に「壱岐牛」のグリルは見事で、旨味がぐっと凝縮されていた。
自家菜園の採れたての魚介類、新鮮な野菜、大豆濃度が高い豆腐、産まれたての卵……どれもこれもが滋養に満ちていて、箸が進む……が、量が多い!
比較的、食欲旺盛な我々だが、正直なところ、完食は不可能なボリュームだった。尤も、たっぷり食べても胃にもたれない、胃腸にやさしい料理ばかり。余った料理は、同旅館が飼育している150羽の鶏たちの餌になるから、残しても問題はないと言われるが、やはり残すのには少々、抵抗がある。
チェックインの際、料理の量についての質問項目がある。「標準」「少なめ」「品数同じで全体に少なめ」「多め」という選択肢から、一応「標準」を選んだが、「品数同じで全体に少なめ」でちょうどよかったかもしれない。
2日目の夜は、庭に露天風呂と小さな神社がある「花の間」での夕食にいざなわれた。あいにく船の欠航で入島できなかったゲストがいらしたため、部屋がキャンセルになったことから、女将がこちらの部屋での食事を提供してくれた。
我々の星の間の雰囲気もいいが、花の間は調度品も美しく、庭の眺めも麗しく、最高の気分だった。
📷チェックアウトのとき、女将と3人で写真撮影。料理の写真は、昨夜の夕食と、昨日、今日の朝食。どれも、本当においしかった。
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