27日間のインド不在を経て、本日未明、バンガロールに戻ってきた。1996年に海外生活を始めて以来、こんなに長期間、自宅を留守にするのは初めてのこと。特に猫らと暮らし始めてからは3週間が限度だった。不在中に、JACKとCANDYが取っ組み合いの喧嘩をしたらしく、双方、引っ掻き傷を負っている😿。今後は2匹が遭遇しないように庭と室内の隔離を考えねばと思う。
さて、身体はインドに戻ってきたが、魂はまだ玄界灘辺りをうろうろしている。今日明日のうちに、旅の写真などをまとめて残しておこう。
今回の壱岐旅は、筆舌に尽くし難く意義深いものだった。故郷の歴史、日本の歴史、自らの出自に思いを馳せるありがたき契機。
数年前に他界された芸能人の三浦春馬氏が、壱岐をこよなく愛していて、我々が宿泊した平山旅館にも滞在され、先代の女将とも親しかったなど、ネット上にはエピソードが残されている。三浦氏はまた、2020年に『日本製』という書籍を出版されている。
日本全国47都道府県各地を約5年に亘って巡り、文化、産業、芸能、食など、さまざまな分野にて携わる人々を取材したものだという。そのなかに、長崎県の壱岐島でのエピソードが記されているのだとか。俳優業以外にも、このような仕事に取り組まれていたことを、このたび初めて知った。この本はぜひ、取り寄せて読みたい。
◉海と緑に抱かれた風光明媚な地理(辰の島遊覧、最高)
◉豊かな山海の幸(アワビにウニに……壱岐牛も美味!)
◉約1700年の歴史を持つ湯本温泉郷は、全温泉施設が自家源泉・源泉かけ流し。療養規定値約15倍の高濃度で子宝の湯としても有名
◉150以上の神社が点在。祠を含めると千を超え、国生みの神々が集まる地
◉国の史跡に指定された古墳が複数。主要古墳として前方後円墳2基と円墳4基
◉麦焼酎発祥の地。酒造見学も楽しめる
◉海水浴、マリンスポーツ、サイクリング、ゴルフなど、アクティヴな楽しみ方もできる
◉「壱岐イルカパーク&リゾート」では、かわいいバンドウイルカと遊べるらしい
◉一支国博物館で、歴史や文化を学べる(次回は必ず訪れる予定)
などなど……。
今回、ウニの時期を外したのが残念だった。次回は必ずウニを食す!
写真は最終日に撮影したもの。朝食は滞在先のホテル、壱岐リトリート海里にて。ランチは辰の島の船着場近くの食堂で、夫はアジフライを、わたしは壱岐牛のどんぶりを味わった。
遊覧を終えた後、奇岩の猿岩を見に行った。その近くには、東洋一と言われた巨大な「黒崎砲台跡」がある。昭和8年(1933年)対馬海峡を通過する艦船を攻撃するために設置されたというが、一度試射が行われたのみで、実戦で使用されることなく終戦後に解体された戦争遺産だ。
自分へのギフトは、壱岐リトリート海里のショップで見つけた「キキリコ kikirico」のアクセサリー。「ゲンザイカコミライ」と名付けられたイアリング(ピアス)とペンダントを、一目惚れで購入した。壱岐に生まれ育ったデザイナーによる、壱岐のアワビの殻などを用いたエシカルで洗練されたアクセサリー。付け心地も、とてもいいのだ。
イヤリングの3つの円。わたしは上から、過去、現在、未来。
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