ほぼ毎週火曜日に開催されている女性たちによる勉強会。メンバーになって2年半、さまざまな学びを得てきた。
昨日のスピーカーは友人のJulie。北東インドはアッサム州の出身の彼女。伝統的なテキスタイルに精通、自らアーティスティックな織物を生むアーティストであり、ファッションデザイナーでもある。また、北東インドの言語や習慣、ライフスタイル、自然環境の魅力を多くの人に伝えるべく、旅行の企画会社も運営している。
インド移住当初から、強い関心を抱きつつも、わたしはまだ一度も訪れたことがない北東インド。特にインパール作戦の舞台となった界隈にはどうしても行きたく、2020年3月に旅する予定で航空券やホテルも予約していた。しかしながら、COVID-19の影響で頓挫。以降は、5月から10月まで雨季で旅に適しないという気象条件も、タイミングを逸する理由になっていた。
インド北東部、アルナーチャル・プラデーシュ州、アッサム州、メーガーラヤ州、マニプル州、ミゾラム州、ナガランド州、トリプラ州の7州をして、通称「セブン・シスターズ/7姉妹州」と呼ばれている。1947年、英国から独立した当初は3州だったが、徐々に増え、1972年にトリプラ州のジャーナリストが「7姉妹」と呼んで以降、こう呼ばれるようになったという。さらには1975年にインドに併合されたシッキム州、「ワン・ブラザー/1弟」を加えて合計8州だ。
チベット、中国、ミャンマー、モンゴル……と、周辺国の影響を受けつつ、複数の「独特のライフスタイル」が育まれているこの地。日本とは、人々の顔つきが似ているだけでなく、食文化にも共通項がある。多様性の国インドの、さらに8州の中にもくっきりと浮かび上がる個性。豊かな自然の魅力、エコロジカルが当たり前の、自然讃歌の農村地帯……。
書き始めると尽きない。行ったこともないのに。
来月からは約1カ月、日本へ一時帰国につき、雨季を避けるとなれば、今年前半の旅は難しい。行くのであれば、少なくとも1週間以上、ゆっくりと時間をかけて巡りたい。今年終盤から来年にかけては、予定を調整して必ず訪れるぞと、敢えて決意表明。
インドは広い。海外にも行きたいところは多々あり。だからといって、ドタバタと予定を詰め込むライフは控えたい……。取捨選択は、簡単ではない。「ご縁」を作って訪れたい。
写真の前半は、昨日、彼女が持参していた北東インドのテキスタイルの数々。1枚目の写真は、彼女から購入したというサリーを着たメンバー。わたしも、彼女の服を着ていけばよかった……! うっかりしていたので、4年前の写真を掲載。
さらには、わたしが一昨年、開催した「着物とサリーの比較展示会」に、Julieがお母様と一緒に来てくれたときの写真も載せておく。羽織や道行(道中着)が、サリーにもよく似合うことを、彼女が示してくれている。
Curtain Call Adventures (Curated Northeast India tours and packages)
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