大人数で浅めに話すのではなく、小人数でじっくりと語り合う……にシフトしている今年。昨日の午後は、バンガロールで働く女性2人(日本人&インド人)をお招きして、コーヒーやお菓子を楽しみながら語り合う。
ご縁がある方とは本当に、ご縁があるものなのだ……ということを、昨日もまた実感。日本人の友人は、今年の4月から5月にかけて、エジプトを旅するという。奇しくも、去年わたしたちがエジプトを旅した時期とほぼ同じころ。しかも彼女は、旅に際して入念に下調べをしていて、ヒエログリフにも関心大!
月光ライブラリには、去年わたしがエジプトで買い込んできたエジプト関連の書物が何冊もある。その中には「ヒエログリフの書き方」2冊、コプト地区のガイドブックも含まれていて、かなりマニアック……なのだが、彼女もまた、ヒエログリフで自分の名前をすでに書けるらしく、二人して盛り上がる。
バンガロール広しと言えど、ヒエログリフの書き方の本を持っている人は、わずか一握りに違いない。時間は瞬く間に過ぎる。
彼女たちを見送った後は、夜からのゲストのために、急ぎ夕食の準備。あらかじめ下ごしらえをしていたものの、細々とした仕上げをすませる。
気づけば十年来の友である豊田氏が、シンガポール在住の仲間と共にご来訪。もう、「ご縁」云々の次元を超えた会話の面白さに、シナプスが発火しまくった。インドの話にとどまらぬ、脳内で地球儀をぐるぐる回しながら、歴史を辿りながら、楽しい。
無数のキーワードの中でも、昨日のわたしに引っかかったのは16世紀末から17世紀初めにかけて、豊臣秀吉&徳川家康が行った「朱印船貿易(海外貿易)」。「日本の御朱印船は台湾、フィリピン、ベトナム、カンボジア、タイなどとの交易を行っていた。東南アジア各地に渡航した日本人は、タイのアユタヤやマニラなどに日本町を作り、拠点とした……」といったくだりも、世界史の勉強として読めば、さらっとスルーするところだが、今でも各地に日本町の名残があると知ると、行ってみたくなる。
尽きない。
我が家にご縁のある方々は、「月光ライブラリ」を気に入って、「しばらくここで過ごしたい」と言う。ここにいるだけで、時空を超えた旅ができるからだ。バンガロール滞在の日程に余裕をもって、どうぞゆっくりとお過ごしください。
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