すべては、神の思し召し。人生はなるべくしてなるから、抗うなかれ……。
と、自分に言い聞かせつつも、心中で交錯する喜怒哀楽の、「怒哀」を手なずけることの難しさ。人生の修行は死ぬまで続くと再認識する毎日だ。
誰もが生まれて死んでいき、生きる限りは、年老いていく。母を見ながら自分の未来を重ねる。
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母の眼科に付き添ったり、自分の整体に通ったり、家の片付けなどしているうちにも、1週間余りが過ぎた。先週、久留米まで小旅行を楽しんだのは、本当によかった。遍くライフ、気分転換や楽しみは必要だ。
今はバンガロールの陽光や高原の心地よい風や、4猫らのことを思い出すだけでも胸が締め付けられる。わたしの帰る場所は、そこにあるだろうか。帰国以来、毎日寒すぎる福岡の冷風にやられて、何もかもが益々遠く、心許ない。
今でこそ、テクノロジーの進化のおかげで、遠く離れていても、通話し、顔を見ることができる。だから、繋ぎさえすれば、そこにわたしの居場所を即座に確認できる。夫のデスクに横たわる、NORA姉さんの無愛想な表情も眺められる。
しかし、30年前、40年前は、そうではなかったのだよな〜。
国際電話はおろか、福岡から東京だって、電話代は高かった。学生時代、遠距離恋愛😅をしていたころは、バイト代の大半が、電話代で消えたものだ。家の電話を使うと、ついつい長く話し込んでしまい、電話代が月に数万円になってしまうから、あえて公衆電話にて、コインを握りしめ電話したものよ。
それを思うと、一瞬一瞬の重みさえも、過去と今とでは異なるな……と実感する。ひとつひとつの行いが、物語的だった。
ともあれ、テクノロジーの進化に感謝だ。
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「胡蝶の夢」という言葉を知ったのは、高校時代だったか。中国の戦国時代、宋に生まれた思想家である荘子のことばだ。わたしは、「胡蝶の夢」を、精神世界を象徴するものとして、折に触れて、身近に感じてきた。解釈はいくつかあるが、ともあれ、いずれも、心にしみる。
二つのライフと、夢のまにまに、抗わず、力を抜いて、たゆたおう。
1枚目の写真は、香椎のパワーストーンのお店。母の眼科から徒歩1分もかからないほどの距離にあるので、手術中に妹と訪れた。以前の帰国時に購入していたテラヘルツのブレスレットを気に入って、毎日つけていたら紐が切れたので、それを付け替えてもらうために。テラヘルツ。その後、通販でもうひとつ購入したけれど、それはピンとこなかった。やっぱり、自分が手にとって気に入ったものを買うべし。
この日、どうしても北投石のブレスレットとネックレスが気に入り、欲しくなって購入。インドに暮らしていると、「石」は非常に身近な存在。パワーストーンについても然り。これらの石や鉱石についても、効能云々はさておき、いろいろ書きたい個人的なストーリーがあるのだが、今日はこれから今回初の天神へお出かけなので、このへんにしておく。
そうそう、このコート。母のクローゼットから発掘した25年くらいまえのもの。内側が毛皮になっていて、リバーシブル。バブル風味が強い。そちらを表にして着用したら、動物愛護団体にペンキをかけられそうな出で立ちとなる。まさかこんなものを発掘して着ることになろうとは。一昨日はこの帽子を被って防寒して街を歩いた。なにしろ体感温度がマイナス1度、とかだったのよ。風が強かったから。極寒。
ところでタイトルの「人生はロールケーキの如く」。これはわたしが痛感していることを、言葉にしたもの。後日、改めて記したい。人生は、ロールケーキでしかない。と、このごろは強く思う。
なんのこっちゃ。
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今日はいい天気!
午後あたりから、ようやく気温も上がり始める模様。
寒さにきゅっとなっていたであろう桜のつぼみも、そろそろ出番かな……と気づいてくれていることだろう。
お出かけ、行ってきます。
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