来月末で、3周年を迎えるミューズ・クリエイション。毎週金曜日の活動にはじまり、バザールの実施、イヴェントへの出店、出演など、これまでにも多彩な活動をしてきた。慈善団体の訪問は中でも、非常に大切な活動の一つだ。
とはいえ、振り返ってみれば、慈善団体の訪問は、1年のうち3、4回実施するのが精一杯だった。すでにたくさんの団体を訪問していると思われがちだが、実はミューズ・クリエイションを創設してからは、今回で11回目に過ぎない。それ以前に、わたし自身が一人で活動していたときの数と、ようやく同じになったくらいか。
動物病院やホスピスの訪問なども含まれるから、常に子どもたちと遊んできたわけでもなく、都度、異なるメンバーと共に、異なる場所へ赴くがゆえ、「新しい試み」の連続だ。子どもたちへの対応はもちろんだが、常に「慈善団体訪問は初めて」というメンバーがいる中、どうやって意義深い体験してもらうかということも、テーマのひとつである。
折に触れて書いているが、ミューズ・クリエイションの活動は便宜上、「慈善活動」としているが、我々が「奉仕してあげている」「与えてあげている」という立場から物事を捉えると、さまざまに見誤る。
わたしを含め、ほとんどのメンバーが、慈善活動の素人だ。たとえば、子どもたちと遊ぶ、という一つをとっても、わたし自身、子供がいないし、子供に慣れているわけでも、子供が特段、好きなわけでもない。が、「とっかかりやすい」と言う意味では、子供に関する施設が最も、受け入れてもらえやすいともいえる。
たとえば、精神障害を抱える大人たちの施設などもあるが、専門知識のない我々が、どのようにその大人たちに接していいか、わからない。疾患を抱えた人々の世話をする……といった介護的なことなども、とてもできたものではない。
プロではない我々が、ほどほどに、しかし確実に、何らかの有意義を経験できるか。つまりは毎度、試行錯誤をしながら、どのような形で地域社会と触れ合えるか、ささやかでも貢献できるかを模索し続けて来ている。そうしながら、瞬く間に3年が過ぎた。
そろそろ、その模索の結果、得たものを頼りに、今後の活動に際しての具体的なアイデアを、練り上げる時期かもしれないとも思う。
◎サマーキャンプ中のドミニカン・シスターズへ。
数週間前、ドミニカン・シスターズのシスター・アンから電話があった。サマーキャンプで子どもたちが集うので、子どもたちと一緒に遊んで欲しいという依頼だ。この団体には数回訪問しているが、通常は託児所の小さな子どもたちと遊ぶのが主だ。
ただ、昨年の10月、祝日のキャンプでは、学校が休みの小学生から高校生にかけての80名ほどの子どもたちが、ホールに集って我々と遊んだ経緯がある。休日だったことで、ミューズ・クリエイションのメンバーが集まらず、働き組ほか、メンバー以外の駐在員やインターンの学生らの参加を募った。
そのときの経験が子どもたちにとっても、とても刺激的だったとのことで、今回も依頼された次第。
今回もまた、日本への一時帰国のシーズンと言うこともあり、ミューズ・クリエイションのメンバーだけでは少なめだったので、外部の人にも声をかけ、子供も含め約20名で参加したのだった。
ドミニカン・シスターズの活動の主旨について、以下、過去の記録から参考までに抜粋しておく。
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◎ドミニカン・シスターズの活動内容:2014年7月の記録より抜粋
ドミニカン・シスターズは、バンガロール市内インディラナガールと呼ばれるエリアにあるスラムに居住する女性と子どもたちを支援する団体である。
◎託児所の運営:朝の7時半から午後5時まで子どもたちを受け入れ。
◎教育支援:小学校に進む子どもたちの学費などをサポート。
◎学童保育:放課後の子どもたちを受け入れる。塾なども開講。
◎子供国会の運営:詳しくは後述。
◎医療支援:スラムを訪れ、女性たちの定期的な健康診断の実施。
◎家計管理プログラム:セルフヘルプ(自助)・グループを構成し、ファイナンシャルに関する指導を行う。
◎職業支援プログラム:女性たちが経済的な自立を果たせるよう、職業訓練などを行うほか、仕事の斡旋も実施。勤務先がインディラナガール界隈であれば、メイドの斡旋も行う。
インドでは、貧困層女性向けのセルフヘルプ関連の活動は非常に一般的だ。州やエリアによって状況は異なるが、行政の一環として指導されているところもある。また、大企業がCSR(企業の社会的責任)の一環として女性支援プログラムを実施しているところも少なくないことから、ある程度のモデルは構築されている。
現在、ドミニカン・シスターズでは1グループが約10人から15人で構成される35のグループをオーガナイズしている。それぞれのグループが、目的別に11冊のノートを管理しているという。メンバーが毎月数百ルピーずつを共同の口座に積み立て、出費がかさむ際に、ここからローンを組むというもの。その方法などについても、きちんとルールが決められている。
今回、個人的に感銘を受けたのは、最近、取り組み始めたばかりだというChildren’s Parliament(子供国会)のプログラム。スラムの子どもたちに「自治独立」の意識を育て、責任感や協調性、問題解決などのスキルを育むことなどが目的とされている。
オフィスに貼られた一覧表’には、名前と年齢(日本の中学生に相当)、そして役割、連絡先が記されている。「総理大臣」を筆頭に、教育大臣、健康大臣……といった役割が明記されている。たとえば、教育大臣は、同じコミュニティに不登校の子供がいたら、様子を見に行き、登校を促すなどが、その仕事だという。
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ドミニカン・シスターズ。インディラナガールの80フィート沿いという、利便性の高い場所にあることもあり、市街の東西南北に散らばって暮らすメンバーにとっても、比較的、訪れやすいロケーションだ。新しいチャペルが完成しており、雰囲気が一変している。
裏手にあるホールで、子どもたちが待っている。バンガロールは4〜5月が盛夏。日中は軽く30℃を超える。
ホールに入った瞬間、「ん?」と思う。シスターは、子どもたちは50名だと言っていたが、どう見ても、前回の80名より多い気がする。
実は前日に「子供が100人になってもいいかしら?」と打診された際、準備しているものや参加メンバーの人数、そしてキャパシティを50名の子どもたちを相手と想定していたことから、「それはやっぱり困るから、50名にしてください」と頼んでおいたのだった。
キャンプを2つのグループに分けることは可能だとシスターは言っていたので、すっかり50名のつもりでいたのだが……。
シスター・アンはその場におらず、他のシスターが、「子供? ここには100人以上いますよ。みんな、楽しみにしているんです」と、爽やかな笑顔だ。
やれやれ。
たとえ相手がシスターでも、そのあたりの大ざっぱさ、非常にインド的。毎度、体力&精神力が勝負の、子供との遊びであるが、今日もまた、褌の紐を締め直してかからんとな、と思う。
ちなみに写真でもお分かりの通り、子どもたち、最初はいつも、やや緊張気味。訝しげな表情が否めない。
「わたしのこと、覚えてますか〜!」
と声をかけても、大半が無反応。数名の子は、わたしが顔を覚えていたので、「覚えてるでしょ!」と話しかけて、ようやくうなづいてくれる、という感じ。大半は新しい子でもある。ともあれ、即ち、常に新しい。常に新鮮だ。
まずは、打ち解けるために歌と踊りだ。シスターの前で歌うと、より味わい深いところのゴスペル、"HAIL HOLY QUEEN"で盛り上がったあとは、ミューズ・クワイア・ダンサーズによる、"JAI HO!"を披露。シャラシャラと鳴る腰巻きを持参し、ボトムはジーンズで揃えるという真剣さだ。
やはり踊ると盛り上がりが違う。子どもたちの歓声や手拍子もすさまじく、先日購入したところのBOSEの大音量スピーカーが小音量スピーカーとなってしまい、シスターがスピーカーにマイクをかざしてくれる始末。
子供たちも真似をしながら、一緒に踊る。あっというまに笑顔だ。子供の熱気に刺激されて、メンバーら、気合いを入れて踊ったせいで、序盤からすでに、疲労困憊である。
今回、メンバーが何を担当するかはあらかじめ決めて来ていたが、なにしろ50人から100人へ倍増である。年齢層がバラバラの子どもたちをどうグループ分けするか、いきなり難問である。
ともかくは、まず高学年の子どもたちを引っ張り出してもらう。そして、彼らをサポーターとして、各担当に配置する。その後、アトラクションごとに、数名ずつの島にわける。ただ、アトラクションによっては、ある程度の年齢に達していなければできないものもあり、またアクセサリー作りなどは女子向け、ということもあり、簡単に分けられるものでもない。
もちろん、分けていても、いずれはあっちこっちへ移動して、混沌となることは目に見えている。ともあれ、最初の十数分が勝負である。
さて、当日の状況については、参加者の方々に感想を書いてもらっているので、それをいつものように、最後に転載する。わたしの方では、写真を主に整理して簡単なコメントを掲載しておく。
チーム布のメンバーにお願いをして、今回は新企画「アクセサリー作り」を試みてみた。コマーシャルストリート周辺ほか、手工芸品で購入しておいたパーツで、簡単にできるアクセサリーを教えてもらう。
インド女子は、格別にアクセサリー、ジュエリーが好きだから、きっと飛びつくだろうとの予測通り、みな真剣に、作品作りに取り組み始めた。
毎度おなじみの折り紙作り。そのときどきの、子供によって、傾向が異なる。たとえば、以前、聾学校に折り紙を教えにいっていたころは、子どもたちはかなりの集中力で真剣に自分で折ろうとしていたが、今回は、「折って欲しい」の子供が多かったようである。
いかに教えるか、というのも難しく、折り紙は人数が増えたことでかなり大変だったようだ。
塗り絵については、玩具店や書店を見て回ったがいい素材がなかったので、ネットを検索して、それらしいものを50枚以上、印刷して持参していた。塗り絵は、クレヨンさえ与えておけば、取り敢えず、彼らだけで黙々と作業をしてくれるので、ときどき声をかけるだけでもノープロブレム。
しかし、50枚も用意していたにも関わらず、子どもたちが交代で訪れたらしく、最終的には足りなくなっていた。今、思い返すに、100人どころか200人くらいいたような気さえする、子どもたちのパワーである。
アメリカのサイトから引っ張って来たこの塗り絵。女子がきっと気に入ってくれるだろうと思っていたら、予想通りに楽しんで塗ってくれて、よかった。
どの子も「口紅」を最初に塗るところが、かわいい。
動物の切り貼りブックから、丁寧に切り出して、大きな紙に貼り始めた図画工作チーム。ここはリーダー格の男の子が、他の子供たちに指示を出し、遊び方を創出し、実践してくれたので、ほとんど手がかからず助かった。
出来上がりは小さな子どもたちが、動物たちの名前を覚えるのにも役立つものとなるだろう。
昔懐かし、ツイスター。わたしも子どものころに遊んだ記憶がある。これは、先日、ホワイトフィールドのフェニックス・モールの英系おしゃれ玩具店HAMLEYSへ買い出しに行った時に購入したもの。
この玩具店が非常に充実していて、同行してくれたメンバー数名と、激しく盛り上がった。わたしなど、のらくろに噛まれ、狂犬病と破傷風注射を打った翌日だったにも関わらず、安静どころか、興奮状態で、おもちゃを見て回ったものである。あれもこれも、と太っ腹に選んで、非常に楽しかった。
この巨大ピアノもHAMLEYSで購入。色々な音が出て楽しい。
こちらは「頭脳派ゲーム」のスクラブル。我が家にもこの上級版がある。知っている英単語数が少ないわたしにとっては、圧倒的に不利なゲームである。
ん? このおじさんは……?
マイハニーも、会社を午前中お休みして、参加してくれた。というよりは、ほぼ無理矢理、参加してもらった。彼自身、アスペン・インスティテュートの活動の一環として個人的に慈善活動をしているが、それはどちらかというと、多額の寄付金を集めて投資したりという方向。
もちろん、それは非常に意義深い活動ではあるが、妻の「草の根感」のある活動についても、身を以て経験して欲しいのである。が、
「英語をよく知らない子らにスクラブルは無理だよ!」と、にべもなく。
それを簡単な単語でも教えてやるのが、ポイントだというのに。ともあれ、写真で見る限り、きちんと交流が図れているようではある。
この巨大レゴセットがまた、役立った。子供のころ、大好きだったレゴ。しかしここまでピースが小さく繊細ではなかった。自分が子どものころにこれがあったら、どんなに楽しめただろうとさえ思う。
今、思い出してアルバムを開いたら……。
レゴでお家を完成させ、得意げな我、推定5歳。昭和風味満点にも、ほどがある。
それはそうと、わたしは当時から、ほとんど顔付きが変わっていない気がするのは、気のせいか。
小さなレゴを箱に仕分けて、数組の子どもたちに自由に作らせる。予想通り、興味津々だ。簡単に見本を示したあとは、「好きな物を、なんでもいいから、作ってみなさい」と放置。
こちらは、ミューズ・クリエイションのスタート時から「安定した人気手づくり玩具」としての地位を守り続けている魚釣りセット。過去の教訓が生かされ、釣り竿も潤沢に用意され、多くの子どもたちが挑戦した。
それにしても、毎回、舞台衣装の如き派手なファッションの女子がいることには、驚かされる。インドの女子は、本当にカラフルな色合いが好き。
オセロゲームも、HAMLEYSで買ったもの。これもわたしが子供のころ、非常に流行って家族で楽しんだものである。頭を使うこのゲーム。男子らが真剣に取り組んでいた。
HAMLEYSの店内で、思わず「これ、これ!」と興奮して、店内で試し投げをさせてもらった。ペットボトルのリサイクル・ボウリングも、それはそれで意義があるけれど、これは寄付するのではなく、ミューズ・クリエイションの備品として、慈善団体に持参し、その場で遊ぶゲームとの扱いにすることにした。このゲームに伴い、簡単シンプルな採点方法などを考案しておくべきだと、今回の反省事項。
ボールも、本物と同じように3つの穴があいている。安定感があるので、真剣度高く、ゲームに挑める。
てか、そこの女子、起きなさい!
他の少年らが飽きて撤退した後も、一人でツイスターをやり続ける少年。こういう根気づよい少年、何かしら味わい深い。
訪問の前日になり、急に閃いて荷物の中に放り込んでおいた、あやとり用の紐。非常にエコロジカルかつシンプルながら、奥が深い遊び、あやとり。
メンバーに教えられ、メンバーが教えられつつ、実は彼らもいろいろと知っており。
多くの子供らが、あっちへ、こっちへと移動しては遊んでいる中、黙々と、絵画世界に没頭している少年もいる。
写真を見ながら思う。
わたしも今回は、ひとところに腰を据えて、せめて10分ずつでもしっかりと、それぞれに子どもたちと関わり合いながら、何かをきちんと教えたいと思っていたのだが、なにしろ100人超。広く浅くしか付き合えなかったのは、少々残念ではあった。
が、まあ、それはそれだ。
でき上がった作品を手に、うれしそうな子どもたち。今回は腕時計がメインの作品。
もちろん、自分なりに何か作品を作る子供もいる。与えられたものから、自分の作りたい物へと、創造を広げていってほしいとも、思う。
とてもすてきなネックレスが、完成している。大人も一緒に参加したくなるクオリティだ。
自分の服とコーディネートされた色のビーズを選んでいるところが、憎い。
レゴ少年。なんだか、5歳時のわたしが作ったものと、仕上がりの形が似ているところにシンパシー。
やったらポーズを決めていた少年。レゴでピストルを作成。かなりよい出来映えだ。
メンバーの赤ちゃんを抱っこしてくれる子供。さすがスラムの子供は、小さい子の扱いが上手。親戚や隣近所の子どもたちの面倒を、小さなころから見ているがゆえ、まったく違和感なく、軽々と。
仕上がり壁に貼りつつ、かわいい笑顔でポーズをとる女子。彼女はどこでも一人でも、穏やかな笑顔を浮かべている、すてきな子であった。
高学年のお姉さんたち。微妙に「わたしたち、何をすれば?」的なポジションであったが、そういうお年頃。
作品の写真を撮ろうとすると、集まって来る少年ら。インドの子どもたち、写真を撮られるのが本当に大好き。
わずか1時間半ながら、完全燃焼、へとへとだ。しかし、子どもたちの笑顔を見ていると、こちらも笑わずにはいられなくなる、ポジティヴな力。
子供も大人もいい笑顔。わたしの顔は、少年らの腕で遮られ……。腕のみ。
最後に、子どもたちが歌と踊りを披露してくれた。1時間半前とは異なる、自然の笑顔だ。
手を振る女子の愛らしいこと!! 揃えた指の、なんともいえず健気な感じで。
新しくなったチャペル。内部のステンドグラスも色鮮やかに、清澄で穏やかな空間。
ダイニングルームで、シスターたちが心をこめて作ってくれた料理をいただく。前回のメインは魚のフライだったが、今回はチキンの煮込み。前日に、シスター・アンから「辛くしない方がいいわよね」と言われていたので、強いスパイスが使われていない、マイルドな味付けがおいしかった。
辛いもの苦手なマイハニーも喜んで食べていた。
この料理に、トマトライスなども添えられて、とてもアットホームで和やかなランチタイムであった。
右がシスター・アン。ケララ州出身。彼女はシスターの長であるが、実務的なことは、左のシスター・ジャシンタが取り仕切っている。スラムに暮らす600人以上の女性たちを管理するオフィスを運営しているのも彼女だ。
食事のあと、いつもの通り、オフィスを訪れて、彼女たちの活動内容について簡単に説明してもらった。なにしろ、毎回「初めて訪れるメンバー」が大半だから、そのとき、そのときで、説明してもらうのは有り難い。過去のブログには、詳細を記してはいるけれど、やはりざっと読むのと、その場で説明されるのとでは、臨場感が全く違う。
かくなる次第で、わずか3時間足らずの滞在だったが、心地よい疲労感と達成感に包まれた。メンバーみな、すっかり体力を奪われていたが、あの状況を経てなお、余力が有り余っていたとしたら、それは、本気を出していなかった証拠である。元気いっぱいの子どもたち100人超のパワーは、すさまじい。
というわけで、以下は参加メンバーからのコメントである。わたしがあれこれ書くよりも、臨場感を以てその場の状況をイメージしてもらえる気がするので、ぜひ目を通していただければと思う。
【感想1】
今回の訪問は、2回目でした。折り紙の担当で、事前に紙チームでレクチャーして臨んだので問題なく進行するつもりでした。理想は、折り紙の折り方を覚えて楽しんでほしかったのですが、現実には、自分で折らないで折ってほしいという子供たちの方が多くて混乱しました。いくら自分で折って、と強く言って教えても、なかなか聞き入れてもらえず、うまく制御できないのが残念でした。
年齢が大きくなれば知恵も働くので、労せずしていかに沢山ゲットするか・・・・と、ちょっとインド的な光景もありました。ともあれ、元気な子供達と触れ合い、甘えられたり、叱ったりとお客様の立場ではなく、日常の延長として自然に受け入れてもらえたような気がします。シスターたちのおもてなしに心が温まりとても感謝しています。定期的に訪れて見守っていきたいと強く想いました。
【感想2】
慈善団体の訪問は、可能な限り参加させていただいていますが、実はドミニカンシスターズの子供たちと遊んだのは初めてでした。私は、ボーリングとあやとりを担当しました。先ずボーリングですが、皆、数回投げると満足する感じでした。シスターも交えてチームに別れて勝ち負けを競ったり、ストライク賞を設けるなどあると、もう少し盛り上がったかもしれません。ピンたてを担当してくれた15歳の男の子二人、お手伝い有難うございました。
あやとりは、何気なく始めたところ子供たちが集まって来て、教えたり教えられたり、シンプルながらも楽しい遊びでした。次回は、お手玉も一緒にやってみたいです。
その他気付いたことを二つほど。名札の漢字に興味を持つ子がいました。せっかく日本人が訪問するので簡単な漢字やひらがなを一緒に書いてみるのも良いかなと思いました。塗り絵のコーナー、皆それぞれに楽しんでいましたが、花や洋服を単色で塗っている子が多かったので、水玉模様を一つ一つ色を変えて塗ってみせたところ、ちょっとした発見だったようです。出来上がったら名前を書いてもらうのもいいかなと思いました。
やはり自分がやってて楽しい遊びというのは、子供達とも自然に楽しめる気がしました。歌と踊りは、100人パワーに押され気味でしたが、導入に一気に気分が盛り上がって良かったと思います。ランチも美味しくて、是非また訪問させて頂きたいと思います。
【感想3】
子供たちの人数が多く、もみくちゃになりながらの活動でした。外から人が「何かしに来てくれた」みたいな形式ばったかたちではなく、まさに一緒に遊ぶ、という言葉が適切な、和気藹々とした雰囲気で接せられたのはよかったと思います。
色々な遊び方々にあって、子供たちも楽しそうに行ったり来たりしていて、ほほえましかったです。魚釣りブースはずっと貼りつきで楽しむというより、リピーターの子供たちが多かったです。男女問わず、幼稚園~小学校低学年くらいの年齢の子に人気でした。ある程度釣ってから、私の方に渡してくれるのでそれをリリースする、磁石同士のくっつき解消などをしていました。大きな問題もなく運営できたようでほっとしました。
気付いたこととしては、
・釣った魚たちを誇らしげに片手に持ちつつ、もう一方の手で竿を持つ子供が多かったので、魚を入れるポケットがあるよい?
・竿糸が毛糸だと絡まりやすい?気がする
です。磁力が弱い(魚を釣れない!)竿があったみたいなので、次回同じ道具を使う際にはちょっとメンテナンスしよう!と思いました。
全体としては、
・塗り絵が結構人気だったようです(魚のあとにやりに行った子が用紙がなく残念そうでした)
・最後の子供たちの謎のダンスみたいなのを見て、一緒に簡単なダンスをするのも面白いかな…!?(疲れるけど…)です。
最後にシスターたちの活動現場を一目見させてもらい、改めて彼女たちの活動の意義を感じられた気がします。その活動が諸問題の突破口となるべく、自分のできることから少しでも貢献するようなことができればと思います。
【感想4】
予想以上の子どもたちに歓迎され、歌やダンスのステージからスタート。子どもたちがステージを見つめる眼差しが真剣で最初から緊張しました。また午前中だけのイベントでしたが、心身共にヘトヘト・・・好奇心旺盛な子どもが多く、「これもやりたい。あれもやりたい。」と言う子どもたち全員を楽しませるのに一苦労。しかしそれ以上に子どもたちの喜んだ顔、「明日も遊んでくれる?」「明日も来てほしい。」と言ってくれる子どもたちの言葉で疲れも吹っ飛び、とても達成感のある貴重な時間となりました。
【感想5】
今回2回目の訪問だったのですが、相変わらずパワフルで人懐こい子供たちに圧倒されてしまいました。 みんな上手にカラフルな色使いで塗り絵を楽しんでくれました。 紙が少し足りなかったようで、他にもまだ塗りたい子たちがいたので、次回はもう少し多めに持っていけたらいいですね。 はさみやのり、使った道具をきちんと袋にしまって返してくれるお行儀のよさに驚きました。 たっぷり遊んで疲れたはずなのに、名前を覚えて呼んでくれたりする子供たちと触れあって、こちらが元気をもらいました。 貴重な経験をありがとうございました。
【感想6】
ドミニカンシスターズの訪問は今回が二度目でしたが、前回同様、エネルギーに満ち溢れ無邪気に遊ぶ子供たちの笑顔がとても印象的でした。
今回はアクセサリー作りを担当致しましたが、遊びの中に予め簡単な問題設定をして「できない」を「できる」に変えていくと、単純な遊びでも面白くなり、問題を解決する能力が養われるのではないかと思います。例えば、小さなビーズの穴に紐を通すことが難しい、結び目を丁度いい場所に作ることが難しいといった問題を、どうにかしてクリアする、あるいは代替方法を考えるといった具合です。実際、何度か同じ事を繰り返すうちに、どの子供もコツをつかみながら上手に作業を進めていました。
とても集中して一生懸命ネックレスを作ろうとする子供たちの姿によって、何でも簡単に手に入ってしまう私たちの生活の中で失われたものを再発見させられたように思います。このようないい機会を設けていただきありがとうございました。
【感想7】
みなさんお疲れ様でした。本日は折紙担当で去年のクリスマスプレゼント以来初めてのドミニカンシスターズでのボランティアでした。今回折り紙での指輪や時計、かぶとを行おうと準備していきましたが、最初はみんなできれいに丸になって始めていましたが、そんなものはものの数分で、折り紙担当それぞれに島ができてそれぞれの子供たちに教える形になっていました。それはそれでよいと思うのですが、途中から参加してくる子供たちがいたり、○×作ってと違うものを主張してきたりがそれぞれの島で行われており、中々スムーズには進みませんでした。
今回人数も多くて余計だったのだと思いますが、それぞれの子供に今やっていることを伝えたり、順番を守ってもらうだけでもいっぱいいっぱいでした(^ ^;) 3人いたら3人役割を決めて教えるものを分担してもよかったかな、と思いました。時計の次に指輪、また時計に戻り…その横ではこまを教えてと言っている…といった状態だったので。
もしくは、全体で一緒に進めていく統括力を身につけて、島にわかれずにみんな一緒にやっていけたら理想ではあるかもしれません。また、少しお姉さんの利用者さんも割り当てて頂きましたが、学年の小さい子供たちの相手に精いっぱいであまり手伝ってもらったり一緒に何かをするということができませんでした。途中「何をしたらいい?」と聞いてくれたにも関わらず、きちんと対応できなかったことが反省です。一緒に子供たちに教えてほしいのもやまやまだけど、お姉さんたちにもこういう時くらいは楽しんでほしいという思いもあり。。。しかし、そんなこともしゃべれないまま子供たちの面倒に明け暮れてしまいました。
歌は今回ヘルプで家で練習をして参加させて頂きました。が、時々音源が切れてしまうところがあったり、みんなの手拍子の音も大きくてみなさんの歌声を聞き取りづらかったですが、みなさんと一緒にステージで歌えたことが嬉しく、楽しかったです。子供たちも一緒に楽しんでくれていたので、それが何よりでした。
ダンスも楽しかったです。やはり歌やダンスなどの催しものがあると一味盛り上がりが増して、これからのゲーム等も楽しみなって良いと思います。シスター方が作って下さったお料理も全部美味しく、温かく迎え入れて下さり、おもてなしまでして頂いたことに感謝です。
あとは、銀行(口座開設)の自助グループの話やものづくりをされていることをうかがい、現地の方々で生産管理をしながら利益を生むことができる様な体制作りを何かしらの形で支援していけたらいいだろうな、、、と直接お話しをうかがうことで思いました。
【感想8】
子供たちのいる部屋に入った時点で、みんなが私たちの訪問を楽しみにしていてくれているとわかる笑顔での歓迎。これまでの活動のおかげだと思いました。今回は人数も多く、年齢幅も広かったこともあり、みんなで遊んで過ごす時間となりました。もし可能なら、楽しい時間をただ共有するのではなく、高学年には何かを学んでもらい、後に低学年に教える。そんな循環していく支援になればと思いました。また参加するために、あやとり復習しておきます。
【感想9】
お疲れ様でした。美穂さんが体力勝負とおっしゃっていたのがよーくわかりました。そしてご飯、美味しかったです。すすめられるがまま、たっぷりといただいてしまいました。
今回、我が子供達も参加させていただきよい体験になりました。皆様の前では「楽しかった?」ときかれ、「まぁ…」と煮え切らない返事をしていた子供達、家に帰り、「楽しかったー!」とかなり充実した時間を共有させていただいていたようです。12歳の息子はあれも、これも手伝ったと言っておりましたが、いかがなものでしたでしょうか…帰りに『やゆ、やゆ、バーイ!』と名前を連呼されていたので、ま、それなりに何かお手伝いできていたのかしら…それに比べ10歳の娘はあれとこれと、これもやったよー。と本日の101人目の子供になっていたようです。皆様、ありがとうございました。
さて、そんな子供達の動向はつゆ知らず、私はお絵描きチームで子供達と一緒にお絵描きをしていました。美穂さんが用意くださった塗り絵、大正解でした!ありがとうございました。その後、大きな画用紙にも引き続きお絵描きをしたい子は自由に、描いてました。子供達ができた塗り絵を見せにきてくれて、good!とかgreat!とかコメントを書いたら大喜びでした。張り切って、marvelous!と書いたら、スペル違うよ〜とダメだしされましたが…その後、描いた物を、お手伝いしてくれる男の子と一緒にペタペタ貼りました。自分の絵が貼られてるのを見て、嬉しそうに、これ僕の!と言いに来てくれる子も。その子に12歳の息子が「すごいね!いいじゃん!」と言っているのをきいて、なんだか少し嬉しい母でした。
塗り絵のプリントはチョイス、バッチリでした。次回は小さい子用のものをもう数枚増やし持って行けると良いと思いました。他のアクティビティーを終えた子がやりたそうだったので。クレヨンなどは争うこともなく、ある数でシェアできていました。大きい子達は少し物足りなさそうだったので、折り紙を折って、何箇所か切って、いろんな模様を作り、模造紙や画用紙に木の幹を書き、花のように貼っても楽しいかなーと思いました。お疲れ様でした。
【感想10】
とても貴重な経験をさせて頂きました! 慈善団体訪問はとても興味ありいつか訪れたいと思っていました。1人だとなかなか起こせない行動もミューズクリエイションがあったから、今回実現出来て感謝しております。子供達との交流の場では初めどうなるか少し心配もしていましたが、嬉しそうに遊んでいる姿にとても安心して楽しみました。後半『オセロ』を教えていましたが、私の英語不足もありますが…直ぐ理解してくれる子も居ましたが、なかなか理解してくれない子供も居ました。最終的には完全には理解出来ていませんでしたが。。
説明する難しさも感じましたが、何より子供達が自分で考えて、縦・横・ナナメなどに注意を払い、遊べるオセロはとてもいい遊びなのではないかと思いました! 施設自体もとても綺麗で子供達も行儀がよくて少しビックリしました。美味しいランチも頂きとても充実した時間が過ごせました。ありがとうございました!!
【感想11】
個人的には2回目の訪問でした。最初我々の歌とダンスを披露した時、子どもたちがよく聞き、よく見て、とてもよく反応してくれたので、その反応のよさに圧倒されつつもとても楽しく歌いダンスすることができました。。100名と聞いたときにはちょっとびっくりしましたが、私たちの人数もいたせいか、比較的落ち着いて子供たちと遊ぶことができました。
最初サポートについていてくれた大きな子たちも、途中から自分の遊びに夢中になっていて、とてもかわいかったです。魚釣りを担当していました。釣竿が多くてとても助かりましたが、磁石のつきが悪いものが数個あったので、もしできれば次回以降、事前確認していただければ、と思いました。いつもそうですが、子どもたちからたくさんエネルギーをもらった気がします。ありがとうございました。
【感想12】
歌とダンスで始まった今日の活動。出だしでぐっと子どもたちの心をつかんだ気がしたのは私だけ? 今までの活動で歌の力は肌で感じていたが、そこにダンスが加わってミューズの幅が広がった気がする。
アクセサリー作りに関しては、途中から別のグループの子も参加してきたので事前準備をもっとしておけばよかったと痛感。たとえば
①ひもは切っておき、両端にマニキュア・のりなどを塗って穴に通りやすくしておく(今回は当日この作業をしたが、マニキュアなどが乾くのをみんな待っていられない!)
②ビーズの穴の大きさ・形の確認・・・ひもが通りにくい穴や形があり、その場での対応が不可能だったものがあった
よかった点は・・・
もう一人の担当者がヨーグルトの空き容器をいくつも持って来てくれたので、ビーズを各自取り分けるのに重宝した。
作業中の子どもたちは、小さい子(6・7歳?)が一人で黙々と取り組んでいるのに対し、大きい子たちが「結んで」「ほどいて」「ひもが通らない」・・・と次々に訴えてくるのが面白かった。自分でできないわけではない。いつもは小さい子に対して、してあげる立場?たまには甘えてみたい?そんな気持ちが垣間見えた瞬間。私はといえば、作業に追われ、他グループの様子を見る余裕はまったくなかった。最後 に私がビーズを片づけていると、その小さい子が実にさりげなく手伝ってくれた。「なんていい子!」と思わず抱きしめたくなってしまった。
慈善団体訪問をするたびに感じるが、一人ではできないことがグループとしてまとまることで、こんなに貴重な体験につながっていく・・・素晴らしいことだと思う。そして今回もその思いを強くした。また単発に終わらせずに、いろいろな形でかかわっていくことも考えていい時期になってきているのかもしれない、という気もする。
【感想13】
今回、ドミニカンシスターズを初めて訪問しました。まず驚いたのが、皆行儀が良く挨拶もでき、きちんとした洋服を着ていて、とてもスラムに住んでいるとは思えない子供たち。明るくフレンドリーな笑顔で"Hello auntie!"と言われて、こちらも笑顔になりました。施設の建物や庭園も管理が行き届いていて、新しい教会もすばらしく、心癒されるとても素敵な空間でした。
シスターからドミニカンシスターズがどうやってこの貧困層の家庭を支援しているのかを聞いて、感銘を受けました。インドにくる前までは、貧困層のことはテレビの中だけのことでしたが、こうやって実際に触れ合い、直接話を聞くことで現状を知り、色々考えさせられました。一人の力では何もできませんが、ミューズとしての活動がわずかながら彼らの助けとなっていることを実感し嬉しく思い、今後もできることをしていきたいと改めて思いました。
今回ダンサーズの1人として100人の子供たちの前でダンスを披露しましたが、子供たちは手拍子をたたいたり一緒に踊ったりしながら盛り上げてくれ、楽しく踊ることができました。後から数人の子供たちに"Dance was super!" "Please teach me dancing!"と声をかけられました。やはりインド人はこの年代からダンスが好きなようです。いつか子供向けのダンスも教えられたらいいな、と思いました(さらに体力消耗しそうですが)。
遊びはボードゲームや特別な道具が必要なものもいいですが、塗り絵、おりがみ、あやとりなど少し覚えれば自分たちでもできる、意外とシンプルなものが喜ばれるように感じました。あやとりは意外と子供たちが知っていて、教えるというよりはやっているのを見て”Great!!!"と褒めてあげる役でした。あとは子供たちとお絵描きをしていたのですが、女の子の顔にビンディ、服はサリーを描いていて、こんなところにも文化の違いを見ることができ面白かったです。
あっという間の2時間、暑い中体力消耗しましたが、とても充実した時間を過ごすことができました。また機会がありましたら、ぜひ参加したいと思います。ありがとうございました。
【感想14】
ここは場所的にも家から近いので、参加しやすく今回で3回目?となりますが。本日は子供たちが大きかったのか?お行儀の良い子が多かったように思いました。私はぬり絵グループをお手伝いさせて頂きましたが、皆落ち着いてぬり絵に没頭して、色々お話しながら今までの魚釣りやボーリング担当とは違って拍子抜けするほどでした。
最後の方になると他の所からぬり絵させてーとやってきて、それでも皆お行儀良く。譲り合い、今までのドミニカンとはイメージが違いました。それにしても、いつも思う事ですが、此処の子供たちの純粋な眼差しにいつもこちらが元気をもらって帰っています。ほんの少しの力ですが、このような機会にめぐり合える事、本当に嬉しく思います。
【感想15】
子供達がとても元気よく迎えてくれて、パワーに圧倒されました。年上の子供達が小さい子達の面倒をよく見てくれたので、ボウリングとピアノは概要を説明すれば、あとは彼らだけできちんと遊べていました。ピアノは比較的男の子に人気があったように思います。色々なボタンや鍵盤をたたきまくって音を楽しんでいました。ボウリングもピアノも2,3回やると子供達は飽きて折り紙やアクセサリー作りや、「何かを作る」遊びへ流れていったので、私も折り紙を教えに行ってしまいました。
子供たちはおりがみで終了時間ギリギリまでコマを一生懸命作ろうとしていましたが、3つのパーツを作るのに時間がかかり、一部難しい折り方もあって、最後まで教えてあげられませんでした。次回はもっと簡単に作れる折り紙を教えるか、教える側の人数を増やすとよいかと思います。やはり完成品を見ると作りたくなってしまうようです。
全体的には礼儀正しく、人なつこい子供が多かった印象でした。最後に見せてくれた振り付きの歌がとても可愛かったです。
自宅に帰って、私達の活動が苦しい彼らの生活に果たしてどう役に立つにだろうか、と冷静に考えました。私達は、「地域の子供と触れ合って楽しかった、良い経験になった」と充実感に浸って、運転手付きのエアコンの効いた車に乗って、水も電気も不自由しない綺麗なアパートに帰るけれど、彼らはどうだろうか、と。
小一時間一緒に遊ぶだけで、彼らの家庭環境や教育問題等、根本的な問題が解決するとは思えませんし、彼らの親からしてみれば、お金持ち外国人には、子供と遊ぶことよりも金銭的援助を望むかもしれません。
スラムの自宅に帰れば、私達が経験したことのない厳しい現実が子供たちを待っているでしょう。でも、外部からの訪問者といつもと違う体験をすることで、少しでも彼らが積極性、社交性を育んだり、自信をつけたり、良い刺激を受けてくれればいいと思います。
そして、子供達が「今日は楽しかった」という気持ちで1日を終えることができる(かもしれない)、今日経験したこと、学んだことを家庭で楽しそうに話してくれれば、親も安心して翌日仕事に行ける(かもしれない)。
学校が休みの間、何もやることもなくスラムでブラブラしてれば、非行の道に落ちてしまうこともあるかもしれないけど(考えすぎ?)、彼らの好奇心、エネルギーをポジティブに発散させる場を一緒に作ることができたのではないでしょうか。「ドミニカンシスターズに子供が通い続ければ、また今日とは違う体験をし、色々なことを学んで帰ってくる」と親が理解し、子供が長期的にドミニカンシスターズに通うきっかけになれば、ミューズの活動は意義のあるものだと思います。
【感想16】(非メンバー)
インドの慈善団体への訪問は初めての経験で、どのように振舞えばいいのかと行く前は戸惑っていましたが、いざ行ってみると明るい雰囲気で、子供達との触れ合いはとても楽しかったです。恵まれない環境で生まれ育つと社会性が低い場合があるのかもしれないと思うのですが、今日出会った子供達はのびのびと、そしてきちんとした行動が出来る子が多かったように思います。
私は釣りゲームチームでしたが、サポート役を頼んだ大きい女の子が小さい子達の面倒をきちんと見てくれたり、小さい子達同士でも釣竿を次の子に渡したりと、ちゃんとしてるなあ、と感心しました。そしてそれは、このドミニカン・シスターズのシスター達の日頃の指導の賜物かと思いました。子供達と遊ばせてもらって、お昼ご飯もご馳走になり、自分が何かの役に立ったという実感はないのですが、今日はとても良い経験をさせていただきました。今後も何かこの団体を支援する事が出来たら、と思います。
【感想17】(非メンバー)
初めてドミニカン・シスターズを訪問しましたが、一番印象に残っていることは4歳~10歳くらいまでの総勢100名の子供達が自分たちの年齢や体の大きさ、性別に関わらず、みんなとても仲良くしていたことです。そしてみんなとても積極的でした。日本人の子供はどちらかというとシャイで、知らない大人の前で意見や考えを言わない子が多いかなという印象ですがここで出会った子供達は自己主張もちゃんとしていてやや圧倒されました(笑)
それと同時に、上級生も下級生も1人1人がのびのびと無邪気に楽しんでいる様子を見てもしかしたら日本の教育は「上級生は下級生の面倒を見ないといけない。下級生のお手本になるように行動しなければいけない。」等、知らず知らずのうちに縛りや犠牲が多いものになっているのかなとふと考えてしまいました。
また折り紙コーナーで作った紙の時計や指輪が男女問わず大人気で小さい頃からインド人は小さい頃からジュエリー好きなんだなと感じました。新たな発見や気づきがあり、非常に有意義な訪問となりました。
★以下、過去の来訪時の記録へのリンクをはっておく。
■ミューズ拡大版:働き組も一緒にスラムの子らと遊ぶ祝日 10/3/2014
■ドミニカン・シスターズ。スラムに暮らす子らの託児所へ 7/12/2014
■ミューズ・クリエイション、慈善団体で子供と遊ぶ! 2/9/2013
■貧困層の子供と女性を支援。ドミニカン・シスターズ 3/21/2012
■貧困層の女性を支援。ドミニカン・シスターズを訪問 7/15/2010