住まいが決まったものの、明日からはムンバイ(ボンベイ)に2泊3日するし、月末から12月中旬にかけての2週間は、夫のボスや関連会社の人々が米国から訪れ、再びムンバイやデリーを巡るから(妻も同行)、いつ引っ越すか確定していない。合間を縫って家具その他家財道具を購入し、ある程度住まいが整ってから暮らし始める予定。つまりしばらく、ホテル生活が続きそうだ。
わたしたちはタージ系列のホテルをしばしば利用しており、ここバンガロアのTHE TAJ WEST ENDの滞在もこれで3度目だ。このホテルは適度にこぢんまりとしているから、数日滞在していればスタッフとも顔なじみになる。ダイニングルームの給仕は、ルームナンバーはもちろんのこと、朝食の好みを覚えていてくれて、(紅茶にはじまり、パパイヤを中心にしたフルーツ、ヨーグルト、そしてドサ、あるいはパンケーキを食べ、締めくくりに南インドのミルクコーヒー)、滞在も快適だ。
実はこの間、部屋に猿が登場した日、夜にはネズミもやってきて、スタッフに捕獲してもらうなどの騒ぎがあった。かようにちょっとワイルドな側面もあり、ひたすら快適とは言いがたいが、緑いっぱい自然いっぱいのただ中にあるわけだから、仕方ない。
さて、夫の仮のオフィススペースは一応、「ネズミの穴」の中でももっともましな場所に決まったが、落ち着いたときの移転先を考え、このホテル内の空きスペースをオフィスとして利用できないか、セールスマネージャーとしばしば相談していた。今日、部屋を見に行くというので、わたしも同行し、そのセールスマネージャーである女性、ナターシャと対面した。
ところで上の写真は、数日前のローカル紙の記事である。日印を結ぶ組織の会員が集まり、このホテルでインド料理の講習を受けている様子がレポートされていた。いずれ落ち着いたら、わたしもこういうイヴェントの企画に関わりたいものだと思っていた。ナターシャ(北インドのパンジャビ地方出身だが、祖母がロシア好きでロシアの名前をつけられたらしい)に、この記事の話をしたところ、このイヴェントは彼女が担当したのだという。わざわざ営業にでかけるまでもなく、目前に担当者が登場してくれた。早速、自己紹介&仕事の営業。
わたしの提案に彼女は大喜び。日本人相手のセールスが十分でないと自覚しているようで(実際、日本人のゲストは少ない)、早速、来週打ち合わせをする運びとなった。忙しいさなかとはいえ、夫のマネージャー兼秘書以外の仕事をとっとと始めたいと思っていたので、とても楽しみだ。
●夜は、お隣の州、タミール・ナドゥへの旅行から帰って来たスジャータ&ラグヴァンの家に招かれた。ラグヴァンの誕生日パーティー。「非常用キャンドル」をケーキにブスッとさして(小さいことには、こだわらないのね)、HAPPY BIRTHDAY!