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時間の問題だとは思っていたが、ついに来てしまった鳥インフルエンザ。つい先日、「卵とパン。」と題して半熟目玉焼きのことを書いた矢先にニュース。当面、卵はハードボイルドでゆくしかないようだ。
いずれにしても、鶏肉にせよ卵にせよ、しっかり火を通せば問題はないらしいゆえ、我が家の食卓からチキンが消えることはない。モハンには、一応、注意事項を伝えておいたが、普段から清潔にしているので問題はないだろう。
在チェンナイ日本国総領事館からお知らせのメールが転送されてきたので、ここに転載したい。
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インドでの鳥インフルエンザの発生について
2006年2月20日
在チェンナイ日本国総領事館
1.既に報道でもご承知の通り、2月18日、マハラシュトラ州北部のナンドルバル地方(ムンバイから北東約300km)の養鶏場から、インドで最初となる鳥インフルエンザウイルスに感染した鶏が確認されました。今後、感染地域一帯の鶏50万羽が処分され、更に感染地域周辺10km内養鶏場の鶏にワクチン投与が実施される予定です。
2.在留邦人の皆様には、既に日頃から注意を払って生活されていることと思いますが、生きた家畜を売る市場や家畜飼育場等、感染の可能性の高い場所への立入りを避けるとともに、鶏肉や卵を調理する際には、今一度以下の点に十分注意していただきたいと思います。
(現在までに確認された鳥インフルエンザのヒトへの感染は、多くの場合、家庭での鳥の屠殺や病気の鳥や死んだ鳥の料理の際に発生しています。鶏肉や卵を料理するときに下記の点に十分注意すれば、ヒトへの感染の可能性は低くなります。)
●鳥インフルエンザの発生・流行が確認されている国・地域では、生の鶏肉や卵から他の食べ物がウイルスに汚染される可能性について十分に警戒すること。
●料理するときに、生の鶏肉や卵等から出てくる汁と、生で食べる他の食物が混ざらないようにすること。
●生の鶏肉や卵を料理した後は、お湯と石鹸で手をよく洗うこと。
●鶏肉や卵は十分に加熱調理すること(鶏肉はピンク色の生焼けの部分がないようにし、また、卵は黄身まで十分に加熱すること)。
●H5N1型ウイルスは低温であれば少なくとも1か月は生き続けており、冷凍や冷蔵などの通常の食料の保存方法ではウイルスは死滅しないので、冷凍や冷蔵の鶏肉等を料理するときも生肉を料理するときと同様の注意をすること。
●鳥インフルエンザ・ウイルスは卵の殻だけでなく黄身や白身にも含まれているため、鳥インフルエンザ発生地域で生産された卵は必ず70度以上で加熱したものだけを食べるようにすること(生、半生で食べてはいけない)。
(参考)多くの鳥インフルエンザ・ウイルスの型は、感染した鳥の呼吸器や消化器官に見られ、肉の中には含まれていません。しかし、H5N1型等の高病原性鳥インフルエンザの場合は、感染すると鳥の体全体(肉も含む)にウイルスが拡がります。
(2005年11月付けWHO発出文書:Food safety issues)
(問い合わせ先)
○外務省領事局政策課(医療情報)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2850
○外務省海外安全相談センター(国別安全情報等)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
○外務省 海外安全ホームページ: http://www.mofa.go.jp/anzen/
○鳥インフルエンザに関する情報(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/houdou/0111/h1112-1f.html
○海外渡航者のための感染症情報(厚生労働省検疫所)
http://www.forth.go.jp/
○高病原性鳥インフルエンザ(国立感染症研究所感染症情報センター)
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html
○鳥インフルエンザに関する情報(農林水産省)
http://www.maff.go.jp/tori/index.html
○Avian influenza(世界保健機関(WHO))
http://www.who.int/csr/disease/avian_influenza/en/