■バンガロール、暑いらしい。
バンガロールの夏は比較的涼しく、エアーコンディショナー不要。などと書いたが、家屋の構造によっては耐え難くも暑いのだということを知った。少なくともここ数日、周辺の人々に聞いたところによると、エアーコンディショナーは不可欠のようである。特にアパートメントの最上階に住む方2名から聞いたところによると、屋根越しに吸収する太陽光により、部屋はほかほかに暖まるらしい。布団もぽかぽからしい。たまらんらしい。
自慢するが、我が家はそよそよ風通しがいい上、緑が熱風を遮り、大理石の床がひんやりと空気を鎮め、加えて人口密度も低いお陰で、涼しい。さすが、サイババに呼ばれて決めたアパートメントだけある。プジャーに駆り出されただけある。
そんなわけで、バンガロール移住を考えている方々、真夏の太陽をいかに避けるかを念頭に、ほどよく日陰のあるアパートメントに住まわれることをお勧めしたい。
最上階は、だめよ。
■義理両親、来月、欧州旅に出る
義父ロメイシュとその妻ウマが、6月から7月にかけて1カ月間、欧州旅行に出かける。列車で旅するらしい。そんなわけで、ウマからときどき電話がかかってくる。フリーランスのライターになって1年後、28歳の春、わたしは3カ月間欧州を列車で旅し、そのときの旅日記を彼らに見せたことがあるのだ。
「プラハは行くべき?」
「ベルギーは通過する予定だけれど、ブルージュはどうかしら」
「インターラーケンとグリンデルワルド、どっちに泊まるのがいい?」
「列車のトイレはきれい?」
すでに何度か書いたが、アルヴィンドの実母はすでに他界しており、ウマは義父の再婚者だ。だから一層、気を遣うことなく、気軽に話せる。それでなくても国際結婚。義理家族との軋轢が日常茶飯の世界にあって、こんな旅の話をしていられるのは、平和なことだ。
旅について。いつも書きたいと思いつつ、あまりにもテーマが大きすぎて書けないままだ。これから少しずつ、旅と自分についてを、何らかの形で綴っておきたいものである。と、ここに一応、書き留めておく。