今日は、幾分暖かい。というか、暑いくらいだった。今朝は、毎週木曜日に開かれるOWCの会合に参加するため、Leela Palaceへ。毎度、参加する人々の、顔ぶれが異なる。それだけ、このバンガロールに、多くの駐在員が出入りしているということだろう。
久しぶりに顔を会わせる人も、「一時母国に帰っていた」「旅行に行っていた」と、あちらこちらを飛び回っている人ばかり。
「もうすぐデリーに引っ越すんじゃないの?」
と尋ねられたりもして、そうだ、彼女に最後に会ったのは数カ月前で、8月か9月にはバンガロールを離れると言っていたのだった。
ここにいる人たちの存在感に、「安定」は感じられない。このカフェが、まるで「蜂の巣」のようだと思う。そこをブンブンと飛び交う人たち。ここでは、世界のあちらからこちらを、こちらからそちらを、行き来する人ばかり。
異国籍の伴侶を持つ人が普通で、だから、ここでのわたしは、マジョリティ(多数派)である。
ところで今日は、インド人男性と結婚した日本人の女性から、この会合を「受け渡し場所」として、『街の灯』をご購入いただいた。その方は、当ブログ、ホームページを読んでくださっているとのこと。
いつまでも、古びないで、読む人の心に響く本であってくれればと思っていたが、発行から早くも4年が経って、変わらぬ感想をいただけるのは、うれしいものである。「次の本は?」と問われることはしばしばだけれど、さて、いつになることやら。
今度は多分、インドで「自費出版」もしくは『muse new york』や『muse washignton DC』のように、社費出版的に、印刷物を作ることになるだろう。また、会社を設立するかどうかは別として。
さて、ランチは友人と、久々にLeelaのダイニングでブッフェを。ここはサラダバーとデザートだけで十分なほどのボリュームで。
小さな、あれこれとあるデザートを、少しずつ味わって、とても幸せな気分である。
食後は食料品の買い物に。ニルギリズの店頭のフルーツショップで、マンゴスティンを見つけた。大好きなフルーツの一つ。
夫は先日、カウアイ島に行くまで、実はこのフルーツを食べたことがなく、植物園ツアーの折、試食させてもらったマンゴスティンに大感激し、また食べたいと言い募っていたのだった。
インドの店頭で見かけたのはこれが初めてだったので、早速買った。小振りだが、1ダース入りで140ルピー。4ドル程度と、インドにしては、決して安くはないが、先進国価格に比して、非常にお手頃だ。
食後、カスタードアップルとともにテーブルに。マンゴスティンの登場に、たちまちご機嫌になる夫。アルフォンソーマンゴーのときと同様、おいしい食後のフルーツは、彼をことのほかHappyにするらしい。一房、一房、丁寧に取り出して、大切にそうに食べている。
この国の、いいところを、毎日少しずつ、味わっている。