昨日、日曜は、久しぶりに義姉スジャータ&ラグヴァンを招いてランチ。ラグヴァンは、ヴァンクーヴァー出張の話、アルヴィンドは香港出張の話で食卓は賑やか。
昨日は、モハンに「サモサ」を作ってもらった。サモサはインドのスナックで、海外のインド料理店では前菜として出されたりするけれど、インドではもっとカジュアルなおやつ感覚。だから食卓にのぼることもなかった。
ただ、サモサは日本人にもよく知られているし、作るのも難しくないから、クッキングクラスで実習するといいかと思い、まずは彼のサモサを味わってみた次第。これがなかなかおいしい。これからは、彼にも新しい料理にチャレンジしてもらおうと思う。
ところで、ボリウッドダンスは現在、「保留中」の我が身である。あれほど盛り上がっていたけれど、やはり腰痛に悪いと自覚。DC時代は、フラメンコを始めたけれど、やはり腰痛で挫折した経験がある。学生時代に、無理してバスケットボールをやり続けたことが悔やまれる。
踊り始めると、ついついジャンプをしてしまい、腰に負担をかけてしまうのだ。それに加え、思うところあって、ボリウッドダンスに対する情熱が冷めてしまった。
その旨を、皆に話したら、一同深くうなづきながら、「やめて正解」と言う。アルヴィンドはもともと、厭がっていたが、スジャータとラグヴァンからも、かねがね「苦笑されていた」のだ。
「ボリウッドダンスは、"ダンス"と言うけれど、実際にダンスとしての地位は確立されていない」だの「インドには伝統的なすばらしいダンスがいっぱいあるのだから、それらを学ぶべきだ」だのと、彼らはボリウッドダンスに対して厳しい。
なぜ? 踊りはとっても、楽しいのよ! と思うのだが、実際、身体に負担のかかる動きが多いし、反論する理由もなく、今のところは家族のいうことを聞いて、おとなしくヨガに集中していようと思う。とほ。
さて、今日は一日、自宅で仕事。その間、2軒の家具屋が配達にきた。
ひとつは、先週の火曜日にVintage Shop (phone: 25278777) で買ったソファー。あの日の午後、ソファーに張る布を買い求め、翌日ドライヴァーに家具屋に届けてもらった。つまりは、土日を含めて4日間で仕上げてくれたことになる。1週間かかるといいつつ、4日で配達とは驚きだ。
それにしても、なかなかよい、仕上がり具合である。かなり悩んだが、やはりシンプルな布を選んで正解だった。
非常に自然に、部屋の中に溶け込んでいる。あまりに自然に溶け込んでいるため、先ほど帰宅した夫は気づいてさえいない。部屋が広いので(!)、小さく見えるけれど、3人がゆっくりかけられる座り心地のいいソファーだ。
さて、こちらは土曜日に配達されて来た、タオルを入れるには惜しい、しかしタオル用の収納棚。ローズウッドの、浮かびあがる木肌が美しく、何度も表面を撫でてみたりする。
これも木曜日にコラマンガラの店(Centurion Arts/ phone: 25523162)で見た段階では、外はともかく、中はボロボロだったのに、2日後にはピカピカに生まれ変わって届けられた。何だかみんな、仕事が早いぞ! 何だかマダムは、うれしいぞ!
タオルを殊更、丁寧に畳んで恭しく収納する。上に二段、中央に引き出しを挟んで下に二段ある。下にはシーツなどのリネン類を入れることにした。
我が家は大家が「吝嗇家」なので、作り付けの家具は非常に質が低い。しかし、たっぷりと作り付けてある故、衣類はそこに収納している。タオルは衣類よりも、丁重な待遇を受けている。
古い家具屋のレーヴェルも、せっかくだから剥がさずに残しておいてもらった。Bangaloreの文字が見える。いったいいつ、作られた家具なのだろう。
この収納棚を見たスジャータが「おじいさんの家にあった、古い家具とよく似ている」と言っていたから、少なくとも50年以上はたっているだろう。
さて、こちらのデスクはまた、同じ木曜日にコラマンガラの別の店 (Something Else/ phone:25536239)で購入したもの。まっさらの、シンプルで大きな机が欲しかったがなかなか見つからなかった。
ところが、さまざまなダイニングテーブルや棚に紛れて、この机が目にとまったのだった。部屋が広いので小さく見えるが(しつこい)、実際、かなり大きな机なのだ。
これは、表面の傷などを補修してもらって、やはり予定通り、今日届いた。なんだかみんな、いい調子だ。
インド移住以来、ずっとiBookを使い続けて来たが、これでようやく、iMacを使える。資料などを、どさどさと机に広げられる。
本棚と書類棚は修繕に時間がかかるので、20日以降になるらしいが、それらが届いたら書斎を片付けて、遅ればせながらインドでのお仕事態勢が整えられる。うれしい。
ところで、手前の机は、移住当初買っておいたもの。これは「パートナーシップデスク」と呼ばれるもので、左右両方に引き出しがついていて、どちらからも座れるようになっているのだ。
そもそも夫は家では仕事をしない、だから机は小さいスペースがあればいい、と言っていたのでこれを買ったのだが、ご覧の通り。すべて彼に占拠されている。
従って妻は、このように、ゲストルームに小さなライティングビューローをおいて、こぢんまり〜と、キーボードに向かっていたのである。
もっと早く、書斎態勢を整えるべきだった。いやしかし、このタイミングだったからこそ、気に入った机が見つけられた訳だし、これはこれで、よかったのだろう。
今月中には書斎も整い、ちょうど一つ歳を重ねる頃に、ささやかながらも、今までとは違った暮らしを始められることだろう。
「整える」ことや「調える」ことは、とても楽しい。新しい出来事が、舞い込んできそうな気分にさえ、なる。