今日は、ホワイトフィールドのY子さんから、ランチのお招きを受けていた。先日お伺いしたパームメドウのY子さんではない。更に言えば、この間「お好み焼き」ランチを催してくれたY子さんでもない。別のY子さんだ。
しかし、その、別のY子さんお二人も参加し、Y子さんは計3人である。そして今回初めてお会いする Iさんとわたしの5名。みな、伴侶は非日本人である。ちなみに、インド人2名、米国人2名、英国人1名、という内訳である。
さて、バンガロールという土地柄は、他国、他都市に比べると、日本人駐在員夫人間のヒエラルキーがかなりマイルドであると思われる。どの国でも、駐在員夫人同士の「おつきあい」を巡り、さまざまなエピソード(壮絶系)があることは、米国に移住する前よりかねがね噂に聞いていた。
米国時代は、駐在員夫人との交流はほとんどなかったのだが、バンガロールは、気楽なムードでお付き合いできる人が多いので、非常に楽しい。だからこそ、クッキングクラスなどを実施できるのだと思っている。
いや、実のところは、さほど気楽でもなく、それなりにいろいろあるのかもしれんが、詳細は不明だ。
さておき、何が言いたいかといえば、つまりは普段から、皆様の前で好きなことをつつがなくしゃべっているわたしではあるが、そうしてそこそこ忌憚なく、ここにも綴っているわたしではあるが、このように「国際結婚な人々」と集うと、よりいっそう、自由の風が吹いている。
わたしだけでなく、みなもガツンガツンしゃべっている。それがつまり、とても楽しいのである。
ところでお招きくださったY子さんご夫婦。昨年、米国よりバンガロールへ移住された。ハズバンド(米国人)は、ビジネスパートナーだったインド人男性とともに、インドでのビジネスを立ち上げるべく、バンガロールへやって来たという。すばらしい!
インド人の伴侶がいるわけでも、親戚がいる訳でも、無理矢理赴任を命じられたわけでもなく、自ら「インドでチャレンジ!」の精神で、インドへやってくるとは。インド人でさえ、移住をためらうインドにやってくるとは。しかも、インドライフを楽しもうと積極的な姿勢である。すばらしい。
Y子さんはお料理も上手で、クッキングクラスにも参加してくれているのだが、自らたっぷりのスパイスなどを購入し、さまざまなインド料理作りに挑戦している。モハン任せなわたしとは違う。
今日は、主には南インドの料理を用意してくれていた。どれも、とてもおいしかった。
ところで、お茶を出していただいたグラスの絵。レイモン・ペイネのイラストに目がとまった。彼の絵の、カップルの愛の様子は、ほんとうに心が和む。いいなあ、と、思う。
遥か昔の、キリンレモンのおまけについてきていたものを、取っておいたり、オークションで手に入れたりしたらしい。
キリンレモン。昨日に引き続き、懐かしい。
ところで、レイモン・ペイネといえば、数年前、南仏へ行ったおり、その小さなミュージアムを訪れた。そのときの記録をここに残している。18日に訪れたアンティーブという街にあった。
コートダジュール……ああ旅情。