先日、日本に帰ったとき、友人からmixiに誘われた。以前、妹から誘われてもいたのだが、コミュニティサイトという「はまりそう」な世界からは、極力避けたく、入らずにいた。
ところが、その友人の積極的な誘いに関心を持ち、入るだけ入ってみよう、と入ったのが12月半ばだったか。
しばらくは放置していたのだが、クリスマスパーティーの折、mixiをやっているという人が3名ほどおり、面白いよ! と誘われたので、ためしに「バンガロール」で検索してみたところ、知っている人が「芋づる式」に出てくるのに驚いた。
折しも、デスクワークの最中である。気分転換に外出! ではなく、コンピュータに向かったまま、さまざまなキーワードで検索してみる。たとえば母校。たとえば、好きなミュージシャン。インド、デリー、なんだかんだ……。仕事の合間に、あれこれと。
思いがけないところに、思いがけない名前を発見する。
知っている人を見つけたら、「今日はなにを書いているかな」と気になる。ブックマークをしなくても、一人を訪れると、その人のページに記されているネットワーク欄から、更に「この人のも見てみよう」と、次々に開いて行く。
気がつけば、30分、1時間が過ぎている。
確かに、便利だ。いろいろなコミュニティがあって、いろいろな繋がりが得られる。考えようによっては、とてもすばらしいと思う。
でも、わたしには、向かない。深入りは、まずい。人の記録を読むことよりも、書くことの方を優先したいし、書くことよりも、動くことを優先したい。
なにしろ、1日は24時間。時間は限られている。優先順位を決めなければ、ときは容易く流れてゆく。そんなわけで、濃密に人々のページを訪れたここ2週間ほどだったが、先ほど潔く、退会してしまった。もう、二度と入ることはないだろう。
さそってくれたみちるっち、ごめんね。
それから、中途半端に足跡を残して「また来ます」などと書いてしまった友人知人、もう、二度と現れません。たいへん失礼しました。