下にYahoo! Japan トラベルの記事の告知を入れておいた。去年の終わり頃にまとめた記事が掲載されている。ホームページやブログなど、「書き放題」できる状況が多い昨今、限られた文字数に絞り込むのは結構、辛い。
先だっての新聞記事もまた、最初は指定原稿の倍ほどの文章を書いた上で、削り絞り込む作業であった。新聞ほどでないにせよ、この旅行記事にしても然り。少ない文字情報のなかに、いかにうまく要点をまとめるか。それは文章のパズルのようでもある。
日頃から、たとえブログであれ、簡潔な文章でまとめたいものだ。
と、思うがついつい、長々と書いてしまう。
そんなわけで本日。「割り箸→ゴールデンゲートブリッジ」の、例の仕事がようやく終わって、今朝、ファイルを日本のクライアントに送信した。重いデータがじわじわ送られていくと同時に、沸き上がる達成感。
さて、今日の午後は、遊ぶのだ!
先日、友人のK子さんと一緒に、インド庶民派食堂"Nandhini"へ行った記録を覚えていらっしゃる方もあろう。あの、「ふしぎ発見!」な、ランチである。彼女がミステリーハンターと化したあのランチである。
あのとき、「Nandhiniの支店巡りをしよう」と言っていたのだが、今日がその2回目であった。尤も、わたしは以前一人で本店へ出かけているので、厳密には3回目である。
本日は、K子さんちの近くにあるNandhiniが目的地。
外観は、前回同様、相変わらず怪しい。周辺に立っている男たちも、ついでに怪しい。しかし、そこかしこに男たちがたむろしている光景は、インド全国共通の、日常の有様だ。
右上の写真は「出前専用バイク」。出前も人気の、庶民に愛されている店なのである。
さて、今日は、ミールス(定食)をそれぞれ1つずつと、おすすめのチキン料理を1品頼んだ。左写真がそれである。
わたしとしたことが、大切な料理写真が、ぶれてしまった。
どうも、この間買った、CasioのExilimは、薄型小型のせいか手ぶれしやすい。しかも、画像のシアン(青)が強くなりがちだ。料理写真は青みが強くなるとおいしくなさそうに見える。暖色系の方がよいのだ。
Photoshopという画像修正のソフトウエアで色調調整をすることもできるが、いちいちそれをやっていたのでは面倒というものだ。
前回使っていたSony Cyber Shotの方がよかった気がする。デジタルカメラはいろいろありすぎて(インドにはいろいろないけど)、どれがいいんだか、わからない。
さて、ランチのあとは、近くにあるNamdharisへ。例のオーガニック食料品店である。ローカル市場では手に入らないオイスターマッシュルームやエリンギが欲しかったのだが、なかった。仕方なく、ズッキーニや小ぶりなインゲンなどを買う。
オーガニックのチャパティ用小麦粉やハチミツも買う。
それから今度は、数ブロック先にあるローカルな市場、マリシュアラムマーケットへ。ここは主にはプージャ(宗教儀礼)や髪の装飾用の新鮮な花々が置いてある。また、野菜や果物も豊富だ。この季節の風物詩、赤いニンジンもある。ちなみにこれは、デリーから届いているらしい。
ちょっとした野菜と、香りのよいTuberose(月下香)を買い、最後の目的地、アートスクール
Karnataka Chitrakala Parishathへ。ここでDaskari Haatと呼ばれるクラフトバザールが行われているのだ。
またサフィナプラザでも、よくやっている。
ところでこのような地元イヴェント情報は、わたしの場合、The Hinduの"Bangalore Today"の欄で得ている。
バンガロールは小さい町ゆえ、イヴェント数も少なく、従っては朝、ざっと目を通すだけで何が行われているかが把握できるのだ。
クラフトバザールでしばらく過ごした後、近くのホテルThe Grand(旧アショカ)でお茶をして解散。
帰宅してメールを確認したところ、今朝送付した仕事の返事が、クライアントから届いていた。内容を気に入っていただけたようで、更に追加の仕事をいただいた。
うれしいことである。ちょっとのめり込みすぎるくらいに熱中した仕事だったが、こうして後に続いてゆくと思うとありがたい。
今回の作業量は、今までやったもののよりはずっと少なめなうえ、時間もまだ2週間ほどあるので、ひたすらデスクワークという状況にならずともよさそうだ。
そうこうしているうちにも、内装設計士から、キッチンの設計図がメールで送られて来る。数カ所の問題があるので、電話でやりとりをする。設計図の問題点を電話でやりとりするのは、非常に難しいと実感する。誤解がないよう、やはり会わねば。
内装関係の作業も同時にやりつつ、適宜、ソーシャルライフを楽しみつつ、ここ数カ月もまたみっちりと詰まった日々が続きそうだ。
夜は、数日間デリーへ行っていた義姉スジャータとラグヴァンが、空港からの帰路、我が家へ立ち寄り、夕食を共にした。
本日は、マダム自ら腕をふるっての、主には和食メニューである。彼らは日本食も好んで食べてくれるのだ。
そして食後にデリーからのお土産菓子、ミシュティを。乳成分たっぷりの甘くて濃厚なこれらミシュティの本場は、コルカタのあるベンガル地方だ。わたしはコルカタに行ったことはないのだが、コルカタにはおいしいミシュティを作る店がたくさんあるのだという。
デリー実家の近くにあるこの店のミシュティは、コルカタほどではないらしいのだが、「本場もの」を食べたことのないわたしには、十分おいしく感じられた。バンガロールのK.C. Dasでは満足できなくなる味わいである。
甘くてミルキーで濃い。こんな高カロリーな菓子をおいしいと喜んで食べていいものだろうか。
さて、ハニーは明日から1泊2日で久しぶりにムンバイ出張だ。従って家政夫モハンは2日間に亘りスジャータ宅へ出張サーヴィスに出す。
あ〜! なんだか羽根がぐ〜んと伸びる感じ!
限られた一人の時間を大切に過ごそうと思う。