●地元市場を探訪す。
ここ数日は、実に「吠えがち」な我であった。そんな自分を反省する気などさらさらないといってしまえるくらい、インド特有の「いい加減仕事」にまみれて、炸裂したのだった。詳細は割愛するが、
「三歩進んで五歩下がる」ような、仕事っぷり。
我ながら、うまい表現だな。などと、悦に入っている場合じゃないな。
それはそうと、4月に新居へ移転して以来、ご近所のCox Town界隈に於ける「開拓」が、まだまだ進んでいない状況だ。
車窓から眺めるばかりだった地元市場の魚屋に、今日はチャレンジしたのだった。
相変わらずの、マナガツオ(ポムフレット)とキングフィッシュのみ購入。
それ以外は、いまいちだった。やはり早朝のラッセルマーケットの方が「まし」である。
一度通過した限りだが、今度早朝、様子を見に行こうと思う。
クリスチャンの多いエリアには、魚屋があると聞く。
無論、海からは遠い高原都市のバンガロール。新鮮な魚は望むべくもないのだが。
ところでマンゴー。アルフォンソマンゴーのシーズンは終わってしまったが、その他諸々のマンゴーがまだまだ旨い。しかも安い。相変わらず毎日のように、マンゴー三昧である。
●夫出張につき。
マイハニーは昨日から3泊4日の予定で出張である。"I will miss you, a lot!"などと、毎度出張のたびに言ってしまうラヴリーな妻(わたしだ)であるが、実際のところ、ときには出張に出ていただくのも、ありがたいものである。
なにしろ、ベッドの中央にて、「大の字」で寝られるし。
朝ごはん! 今日は弁当作って! 腕時計はどこに置いたっけ? ぼくの鍵知らない? ああ、なんだか喉が痛い! ぼくのガーナチョコどこに隠したの?
などという騒音が一切ない数日間は、貴重である。
ところで、アーユルヴェーダ週間の母と共に、The Grand Ashokへ赴いた後、夫不在につき、外食することにした。
久しぶりにThe Taj West Endのベトナム料理店Blue Gingerへ。
The Taj West Endは、米国移住当時から何度か利用していたし、移住直後の数週間も、ここで過ごした。何かと思い入れの深いホテルである。
ここの裏庭が、わたしはとても好きだ。巨大な古い木々がたくさんあり、この高原都市ならではの花々や植物があたりを埋め尽くしている。独特の自然の優しさが漂っている。人の手があまり加わっていない、ありのままの緑の様子が、往年のバンガロールを彷彿とさせるようで寛ぐ。
普段は絵を描くことなど、ほとんどないのだが、衝動的にこのノートの絵も、このホテルの庭を歩きながら描いた。豊かな緑に、絵心が刺激されたのだった。
オープンエアの、吹き込む風が心地よいダイニングで、軽い夕食をとる。
ここもまた、すてきな店だ。
ところで、話題は激変するが、先だって米国からの帰路、シンガポール空港で購入したデジタルカメラ、CanonのIxus850。日本でいうところの、IXY900。
広角で撮れ使い勝手もいいのだが、こういう夜間や室内での、フラッシュを焚かない場合の撮影だと、非常に粒子が粗くノイズが目立つ。
どうにも気に入らない。
インドで買ったEXILIMの使い勝手が悪すぎたことから(小さすぎてもだめね。諸々のスイッチが押しにくいし)、1年と置かず新しいものを購入したのだが、どうにも合点がゆかぬ。その前のSONY CYBER SHOT(壊れた)の方がよかった気がする。
それともマニュアルで、なにやらややこしい操作をすれば、きれいに撮れたりするんだろうか。なんだか、面倒だ。
次から次に新製品が登場して、いろんな情報が交錯して、何が何やらさっぱりわからない。PanasonicのLUMIXがいいとも聞いたが。やっぱりカメラは、日本に帰ったときに、たくさんある中から自分で見比べて、購入するのが正しいのだろう。
思えばいままで、一度も日本で買ったことがない。そのあたりが敗因であろうか。