●インドの通販で購入したところの万歩計は、ちなみにOMRON製である。日本に売られているような「最先端」ではないと思うが、それでも有酸素運動と通常の歩行とを区別できる機能がある。すごい。ここ2、3日。一万歩以上、歩いている。かなりいい感じ。
●仕上げるべき原稿に、取りかからないまま数日。「締め切り間際」の仕事が嫌いなので、基本的には「前倒し」で作業するのだが、このままではぎりぎりになってしまう。週末、遊べなくなってしまう。
●今朝は5時半起床で取り組むことにした。
●まずは、夜明け前の庭を歩く。寒い。が、心地よい。西の空が白み始める6時ごろは、野鳥たちの飛来がもっとも盛んな時刻であるはずだったのに……。さまざまな種類の鳥たちが、飛んでくるはずだったのに。今朝は飛んで来ない。
●単に、季節的な問題なのか。それとも、激減する森林の影響なのか。ささやかに、しかし深い哀しみの朝。ともあれ、朝だけで5000歩は歩く。夜明けの緑の、格別の心地よさ。
●早起きは三文の徳、のその通り、朝の2時間は、夜の4時間に等しいほどの、仕事の捗りぶり。夫が出張中だからこその、自分中心のスケジューリング。羽根がぐんぐん伸びる感じ。ふふふ。
なにがふふふだ。
●10時すぎ、ISTA HOTELへ赴く。今日は日本人マダムからなる「さくら会」のサリー着付け講習。わたし自身は、すでに自分で着用できるが、サリーを持っていない方に試着してもらうためにお貸しするサリーも持参して、参加した。
●さくら会とゆかりのあるインド人女性たちによるサリーのレクチャー。地方ごとの、サリーの、デザインや素材の特徴を教わったのち、着付け教室。地元のサリー専門店より派遣されたモデル女性たちが、販売されているところの艶やかなサリーを着てみせてくれる。
●レクチャーのあとは、自らもサリーを着用する日本人マダム。みなさん、それぞれに、とてもお似合い。あちらこちらで記念撮影。
●日本に住んでいる人から見ると、なんと派手な色柄だこと、と思われそうだが、インドに暮らしていると、派手な彩りに目が慣れて来て、「意外に、普通」と思えてくるのだ。そうしてうっかり、デインジャラスなほど派手な服を買ってしまう。
●去年、日本に一時帰国した際、宿泊していたホテルで行われていた結婚式。集う出席者の格好を見て、「お葬式……?」と思った。みなさん、黒と白、もしくはグレイの服ばかりで、驚くほど地味だった。
●日本の結婚式でサリーなど着ていった日には、目立つだろうな。そして嫌われるだろうな。新婦よりも目立ったりなんかして。断交されるだろうな。
●講習のあとは、ISTA HOTELのレストランでランチ。上の蓮の花のは、レストランの水辺で咲いていた。なんと潔く凛として。我が家の水辺の蓮は、なかなか花をつけない。気長に待つとしよう。
●夜は、明日の慈善活動説明会の資料を印刷などしつつ。やがてムンバイ出張から夫が戻り。途端に家の随所が散らかることの不思議。
●来年早々、ムンバイ&バンガロール二重生活の準備を始めなければならない気配。やれやれ。「仕切り直し」の多い日々。身軽に、気軽に。NOMADのように。