彼のキャリアを励ましつつ、わたし自身のキャリアとは、なんなのだ?
懸命にやってきたようでもあり、行き当たりばったりのようでもあり。
来年は、平成20年なのだということを、知った。
平成一桁のころ日本を離れたので、平成年号に疎かったのだが、20年とは。
あの日、千葉県柏市のレオパレスの小狭いワンルームの一隅に置かれた小さなテレビで、「新しい元号は「平成」であります」と唱えた小渕官房長官を見た。
あれから20年。つまり、わたしの社会人歴も、20年。
にも関わらず、未だ序章のような気がしてならない。
20年も、たっていたとは。
煩雑な街路を一人歩きながら、尽きない思いに辟易する。