I met Laila Tyabji yesterday, one of the founders of Dastkar. I was very happy to have my wish come true!! I had the opportunity to interview her about her relationship with Japan and the background of the founding of Dastkar. I will soon be editing the video and uploading it to my YouTube channel. I will announce it again, so please watch it then.
“Dastkar is a private not-for-profit NGO established in 1981, working to support traditional Indian craftspeople, many of them women and village based, with the objective of helping craftspeople regain their place in the economic mainstream, in a country where the craft sector is second only to agriculture in providing employment.” (https://www.dastkar.org/)
Immediately after I got an appointment to meet with her, I officially became the promoter of the Kyoto Yuzen Saree. I thought this was excellent timing, so I brought two Kyoto Yuzen sarees which reflected Japanese craftsmanship. I asked her to wear one of them. She wore it over the saree she was already wearing, and the colors were perfectly matched!! She is very beautiful….
I was wearing an ikat (kasuri kasuri) saree from Orissa, which I purchased more than 10 years ago in Dastkar! It is an artistic piece of clothing created by highly skilled craftsman. In fact, Laila is also wearing an ikat from Orissa.
She immediately uploaded my visit to her social media. I am truly grateful to have met her! Thank you!🙏
🇯🇵デリーを拠点に、ムンバイやバンガロール、チェンナイなどの都市で、「ネイチャー・バザール」と呼ばれる大規模な展示会を開催し続けているDASTKAR。インドの伝統的な手工芸を手がける職人たちが、消費者と直接関われる貴重な場でもある。わたしはインド移住以来、毎年必ず、このバザールに足を運んできた。
バンガロールでの開催が決まるとすぐに、ミューズ・クリエイションのメンバーにも告知し、買い物ツアーなどを企画したものだ。
友人のDevikaからも、創始者の一人であるLailaの人となりをお聞きしていて、いつかお会いしたいと思っていた。今回、デリー旅行の日程が決まった直後にDevikaに連絡をし、Lailaとつないでもらったのだった。念願が叶い、本当にうれしい朝だった。
彼女とお会いすることが決まった直後、わたしは、正式に、京都友禅サリーのプロモーターになった。これは絶好のタイミングだと思い、日本の職人の技術が息づく、2枚のサリーをお持ちした。その1枚を彼女に着てもらった。すでに着ていらしたサリーの上からまとっていただいたのだが、色合いもぴったり。本当にお似合いだ。
わたしが着ているのは、10年以上前にDASTKARのネイチャー・バザールで購入した、オリッサ州のイカット(絣かすり)。高度な職人の技によって生まれた、芸術的な一張羅だ。ライラもまた、意匠は異なるものの、オリッサ州のイカットのサリーを着ていらした。
ライラのお父様は、かつてインド大使だった。折しもわたしの生年である1965年から約2年間、一家は東京にお住まいだった。当時ティーンエージャーだった彼女は、東京で開催されていた伝統工芸展で、とある男性に声をかけられる。著名な版画家の吉田遠志だ。彼の父親である吉田博(福岡県久留米出身)は、欧米で芸術活動を展開、インドのシャンティニケタンにも滞在していたことがあり、タゴールとも親交があったという。
そもそも芸術や工芸に関心のあったライラは、その出会いを契機に、吉田遠志のもとで版画を学び、それが彼女の芸術家としての人生にも大きな影響を与えているようだ。
……書き始めると、尽きない。
昨日、お会いして数時間も経たないうちに、彼女はご自身のソーシャルメディアに写真と真摯な文章をアップロードしてくださった。京友禅サリーに関しても、忌憚のない意見を述べてくださると同時に、コラボレーションを提案してくださった。来年には、DASTKARの会場でのイヴェントも実現できそうだ。
まずは12月初旬、バンガロールでの展示会を端緒に、来年から少しずつ、積極的なプロモーションを始めたいと思う。
彼女と日本との関わりや、DASTKAR創設の背景などをインタビューさせていただいた。近々、ビデオの編集作業をしてユーチューブにアップロードする予定だ。また、昨年、ネイチャー・バザールでインスタライブを行った動画をアップロードしている。こちらで会場の雰囲気や臨場感を楽しんでもらえると思う。ぜひご覧ください。
◉インド各地から108のヴェンダーが集結。手工芸品バザールDASTKARをレポート
https://youtu.be/JLE93Mqbkrs
◉DASTKARをはじめとする各種展示会を訪れた時の記録
https://museindia.typepad.jp/fashion/%E5%B1%95%E7%A4%BA%E4%BC%9A%E5%B7%A5%E8%8A%B8%E5%93%81%E5%B1%95/
◉Laila Tyabji
https://en.wikipedia.org/wiki/Laila_Tyabji
◉DASTKAR
https://www.dastkar.org/