市場調査の一環として、あるいは自分のショッピングが目的で、デリーを訪れるたびに立ち寄ってきたDLFエンポリオ (Emporio)モール。
バンガロールのUBシティを含め、インド都市部に続々とショッピングモールが誕生した十数年前。ムンバイのPalladium Mallは2007年、DLFエンポリオは2008年に開業している。インドの経済が急伸し、ライフスタイルやトレンドが激変していた時期だ。
DLFエンポリオは、隣接する他のモールとは一線を画し、海外の高級ブランドのブティックが並ぶ。また上階は、当時人気の高かったTarun Tahilianiをはじめとするインド・デザイナーズの高級ブランドの店舗があった。
結婚式をはじめ、社交やパーティの多いインドでは、「ハレの日のファッション」の需要が高い。衣類、ジュエリー、小物類などの店を巡りつつ、インドのファッション事情を垣間見ることができるのだ。
わたしはオープンから1年余りが過ぎた2010年に初めて、このモールを訪れた。当時の記録もまた、ブログに残している。
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今回の旅は、人にお会いし、家の片付けなどで時間が流れ、買い物などをする時間がほとんどなかった。しかし、インドで最もラグジュリアスなモールであるところのDLFエンポリオだけは、どうしても見ておきたく、ランチのあと、足早に巡る。
京友禅サリーのプロモーションに際しても、参考となる情報が多いからだ。
あちこちに目を走らせ、足早に巡っていたところ、すてきな服を見つけるなどし、ついつい試着。あれこれ試着。
かつては、艶やかなプリントのサリーを中心に販売していたブランド、Satya Paul。わたしの、青い鶴のサリーは、14年前にSatya Paulで購入したのものだ。
今や、まったく別のブランドのような品揃えながら、好みに合う服があれこれと。また改めて紹介したい。
今回は、店頭をさらっと撮影し、ブランド名と傾向をアップデートするにとどめた。10年ほど前は写真撮影が禁止されていて、調査の際の資料収集に苦労した。
しかし、スマートフォンが普及し、ソーシャルメディアが広告塔のひとつとなった昨今、撮影OKの場所も増えたため、情報をシェアしやすくなった。無論、店内は写真撮影ができないところもあるから、確認が必要だ。
[Delhi] 超高級モール見学/日本食の昼、韓国食の夜。(2010/02/04)
https://museindia.typepad.jp/2010/2010/02/my-entry.html