オベロイ・ホテルの高級日本料理店WABI SABIにて。あたかも「ここで働き始めた?」かのような「いらっしゃいませ」な雰囲気を漂わせていた今日の我。
今日は、長い1日だった。無事に諸々のミッションが終わって、ほっとした。これで心おきなく、日本に一時帰国できる。
今日は、月例ミーティングを終えた後、出先で「浴衣」に着替えて、オベロイへ。日本をテーマにしたイヴェントで、プレゼンテーションをすることになり、せっかくならばと浴衣を着ることにしたのだった。
実は、インドに移住して以来、きちんとした浴衣を着るのはこれで2度目。わたしは和装に縁遠い人生を送ってきた。七五三を除き、大人になって着物を着た経験は、妹の結婚式で一度だけ。浴衣も、人生で10回程度しか着たことがない。つまり、慣れていない。
数年前、この浴衣を福岡の中洲川端にて購入した後、バンガロールで着たことがあった。しかし、同席していた日本人女性たちから、諸々突っ込まれた。襦袢を着たり、帯紐を結ぶときには、足袋を履かねばならないとかなんとか。しかし調べてみるに昨今は、かなり自由に楽しんでいる人もいる様子なので、もう、これでいいだろうという結論。
気をつけるべきは、歩き方。立ち居振る舞いが日本人的清楚さに欠けていた模様。何しろ普段は、大股でスタスタと歩くことに慣れている。しかし、着物を着ると、内股で、小刻みに歩かねばならない。自分では意識しているつもりだったが、そこも指摘された。なんだか面倒になって、浴衣を敬遠していたのだった。
しかし、過去の経験を教訓に、今日は頑張った。昨夜、Youtubeで着方の復習をし、鏡の前で立ち方なども練習し、なんとか、それらしくなった。
この頃は、インド人の前で日本を語る機会が増えている。着物を着付けるのはたいへんだが、浴衣ならなんとかなると今日、実感した。今の季節、日本で浴衣が販売されているかどうか不明だが、今後、少しずつ浴衣コレクションを増やしてもいいかもしれないと思う。
ちなみにこの浴衣は「久留米絣」。椿柄がとても気に入っている。インド起源で日本で育まれた伝統的なテキスタイルが反映されているから、物語性もある。今度はもっと、派手目の浴衣を探してみたい。
今日の様子はまた後日、記録を残そうと思う。今日は、日本酒で少々酔っているので、寝ます。🍶