I was planning to buy "furniture" for my new house, but these days, I am more interested in "furnishings and accessories". I bought this plate along with the majolica tiles I mentioned the other day.
When I first saw it in a photo, I thought it was made in China. However, upon closer inspection, it seems to be Satsuma-yaki from Japan. On the back of the plate, it says "恒暉窯 Kohki Kiln. It seems that it was made for export during the Meiji era.
My hometown Fukuoka is located in Kyushu. The history of famous kilns in Kyushu is linked to the forced removal of Korean potters by Toyotomi Hideyoshi.
The clay, in which a lot of history is kneaded, is fired, colored, sent to India, and after a hundred years or so, arrives at my house.
Incidentally, this is a wall clock I found on Commercial Street in 2005. It was also made by SEIKO in the Meiji era (1868-1912). The Kamakura carved frame, named Himawari (Sunflower), is unique and beautiful.
🇯🇵日本から来ました! 欧州発、日本経由インド。旅するマジョリカ・タイル。 Made in Japan. From Europe, India via Japan. Traveling majolica tiles.
➡︎ https://museindia.typepad.jp/2021/2021/09/tile.html
今朝は月に一度のFM熊本収録日につき早朝起床。本日の話題は、先日訪れたハンピの旅だ。記録を残したいと思いつつ、日々の用事で時が流れる。そんな中、またしても日本由来の骨董品に心を奪われる。
先日「和製マジョリカタイル」について記した際に言及した骨董品店。彼から日々、What’sAppで流れてきた写真の一枚。彼は「明治時代の薩摩焼」と記していたが、わたしには、日本製には見えなかった。
特に裏面の刻印「恒暉窯(こうきよう?)」の名前からして、中国っぽい。とはいえ、製造国や時代が不確かだとしても、なんとなく心を惹かれたので、購入したのだった。
一昨日届いた実物を見て、写真よりも遥かに質感や風合いがよくて、とても気に入った。「恒暉窯」で調べると、ヤフオクのサイトがヒットし、類似の商品が出てくる。しかし、肝心の恒暉窯のものは、すでにオークション終了なのか、該当するものが見当たらない。
「和製マジョリカタイル」同様、陶磁器もまた、明治時代に「海外輸出用」として作られたものが少なからずあるようで、「薩摩焼」「里帰り」で検索すると、似たようなものがいろいろ出てきた。
薩摩焼、有田焼、唐津焼……。九州の名窯を語るときに切り離せないのは、豊臣秀吉が朝鮮半島出兵の際に強制連行してきた朝鮮の陶工たちの凄惨な物語。
この話になると、我が愛すべきドレスデンにも心が飛んで、話が異様に長くなるので割愛する。ともあれ、さまざまな歴史が練り込まれた土と彩色によって誕生した皿がインドへ渡り、百年以上の歳月を経て、我が家に到着した、という物語が味わい深い。
ちなみに我が家の掛け時計は、移住当初の2005年に近所の商店街にて購入した、精工舎 (SEIKO)製。修理に出したら動き出した。鎌倉彫の「ひまわり」と呼ばれるシリーズだ。
2021年の年初、「不易流行」をライフのテーマに加えたが、こんなにも明らかに、自分の周囲が不易流行に包まれるとは思わなかった。日々是発見。
🇯🇵日本から来ました! 欧州発、日本経由インド。旅するマジョリカ・タイル。 Made in Japan. From Europe, India via Japan. Traveling majolica tiles.
➡︎ https://museindia.typepad.jp/2021/2021/09/tile.html
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