年初には、COVID-19パンデミックの名残のように、インドではオミクロン株が広がった。しかし、3月を過ぎた頃からは、世界が開け始めた。
新居の準備、友人らの来訪、2年半ぶりの一時帰国、COVID-19感染、ミューズ・クリエイションの活動再開……。
日本からの仕事もぽつぽつと入り、新居の構築もじわじわと進む。
もっとダイナミックに動きたいという本音がある。しかし、今はその思いを抑制している。手付かずのプロジェクトの蓄積が、ストレスになるからだ。
若いころは、あれもやりたい、これもやらねば……と盛りだくさんのプランを立てていた。
しかし。歳を重ねれば経験値も増える。「やればできる」とか「願えば叶う」という精神論は、本人の資質が問われるということも、身に染みてわかる。
「挑戦」とか「切磋琢磨」といえば聞こえはいい。しかし、一歩間違えれば「無茶」「無謀」「欲張り」だ。
今の自分を慈しむ余裕が持てない日々が続くことが、健全ではないということも、痛切に感じる。
欲張ってあれこれ望んでも、叶えられぬストレスに押し潰される結果になりかねない。
いい塩梅……とは、本当に難しい。
敢えてこんなことを記すのは、もちろん、自分に言い聞かせるためだ。
このところ、精神がとっ散らかっている。
あれもやりたい、これもやりたい、という要求は、焦燥に変わりやすい。
ゆえに、自分の心を整理するためのスケジュール帳や日記帳、ジャーナル……身の回りの手書きノート類を常に側に。敢えて時間を取って記している。「手書きで記す」は、昔から、わたしにとっては瞑想のようなもの。自分から溢れる思いを可視化することで、心を鎮める。プランを考える。
公私にわたり、濃度が濃くなりがちなインド生活。ブログや動画に残しておきたい事柄もたくさんあるが、どれもこれも中途半端。
書き出して、書き出して、優先順位を決めていこう。
元気で長生きすれば、人生はまだまだ、長い。深呼吸せよ、自分!
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。