毎週金曜日午後の「サロン・ド・ミューズ」には、「チーム歌」も加わって、ひときわ賑やかなものとなった。まだまだしばらくは準備期間。各チーム軌道に乗るまでは、当面、アイデアを出し合う状況だ。
チーム歌のリーダーが「カラオケの装置」を持って来てくれた。歌謡曲や唱歌など、あれこれと入っている。
わたしはチーム歌のメンバーでもあるので、歌う。これが楽しい。途中「赤いスイトピー」をみなで熱唱。
「チーム布」にとっては、なかなかに試練の日。それぞれに商品の試作をするのだが、誰もが、思うようにいかないのを、試行錯誤しつつ……。
一人で制作するのもいいけれど、人のアドヴァイスを受けながら作り上げる方が、当然ながら広がりが出て来てアイデアが広がる、ということも実感する。
それにしても、みなさんそれぞれに、真剣。これがもしも一人だったら、挫折した時に、
「え〜い、もうめんどくさい、やめちまえ!」
と思うところを、人のがんばりを見て、わたしもやってみるか、という気になる。よい作用だと思う。今更ながら、「根気よくやること」を学ばされる思いだ。
ヤクルト王子の妻、すなわちPakako隊員制作のヤクルトバトン。
「バトン作ったけど、できるひと、いないよね〜」
と話していたら、それまで黙々とグリーティングカードの制作をしていたメンバーが、
「わたしできます!」
と、立ち上がった。右上の写真のまゆみさん。まさにバトントワラー!! 目にも留まらぬ早さで、バトンがくるくる回っている!!
これで子どもたちにもバトンを教えられるではないか。すばらしい。右上の写真は、空き缶で作られた竹馬風の遊び。
「こうすると、楽器にもなりますよ」
とのこと。実は、「チーム紙」には、元美術の先生でもあるアーティストの女性がメンバーに控えているのだ。あまりにもレヴェルが高すぎて、ただもう、作品を見せていただき、
「わ〜」「すご〜い!」
で終わってしまいそうだったが、ともあれ、ワンダフルなアートを身近に触れられるだけでも、すばらしいというもの。
その他、メンバーがお稽古ごとで作成したハンドブロック・プリンティングのクッションカヴァーを見せてもらったり、なんだかんだで、瞬く間に時間が過ぎてゆく。
●慈善団体で、子どもたちと一緒に作って遊ぶもの
●慈善団体やイヴェントなどで、人々に披露するもの
●バザールなどで販売するもの……
それぞれの目的に合わせた活動で、果たしてなにができるのか。
しばらくはみなで知恵を出し合い、各々が検討し、しばらくしてのち、収斂していければと思う。
これも、洗濯しやすいよう、頭部とタオル部分をボタンで留めるなど、工夫することにした。
などと細部に拘るところに、自分の中の「日本人」を見る思いだ。
ヨガマット入れは、悩んだ末、見た目のよさよりも、実用性を重視したデザインにすることに。
これも近々、試作する予定。
布製品に関しては、本当に「これだ!」と思えるものができ上がったら、テイラーに発注することも考えている。
インドはテイラー王国でもある。
街角のテイラーで、安価で、さまざまなものを縫ってもらえる。
更には、貧困層女性の職業支援をしているNGOに仕事を発注し、制作を担当してもらうこともできる。そうすれば、ささやかでも二重に支援することになる。
などと妄想、いや夢は広がるが、まずはそのまえに、試作品作りをがんばりたい。
そうそう。「チーム食」の活動は、まだ先にしようと思っていたのだが、いきなりケイタリングの要請が舞い込んで来た。どうなることやら。