一昨年の年の瀬。Youtubeで『灰色と青』のPVを視聴していた時に出てきた『ロングホープ・フィリア』。一発で心を奪われ、聞きまくった。
菅田将暉の歌声はもちろん、歌詞がすばらしい。わたしの思いと重なる言葉の連なり。いったい誰が作ったのだろうと調べてみた。
Amazarashiというバンドの、秋田ひろむの作詞作曲という。初めて知ったミュージシャンだった。
この曲を知って直後の昨年1月。義父ロメイシュ・パパが急逝した。パパの生き様とこの曲が重なった。
デリーへ向かう機内で。デリーからヤムナナガールへの散骨のためのロングドライヴの車中で。ひたすらこの曲を聴いていた。
しかし、自分が歌うにはあまりにも難しいこの曲。女声のピアノカラオケ音源は見つけたけれど、これだけだとピンとこない。
ヴァイオリンのアレンジは難しい曲に思えたが、SAREESのEMIKOさんに頼んだところ、快諾してくれた。そして、こんなにもいい感じに演奏を重ねてくれ、そして歌うことができた。うれしい。
①NY編、②ワシントンDC編と同様、インド編はインドでの16年を伝える動画にするつもりだったが、今回は歌詞を綴った。多くの人に知ってほしいメッセージだと思ったからだ。
とはいえ、写真は使いたい。瞬間に閃いたのは、表紙に使っているこの写真。モニュメントヴァレーへ連なる道だ。
インド移住前の約半年間、夫の仕事の都合で、我々夫婦はカリフォルニア州のシリコンヴァレーに住んでいた。米国を離れる前に、少しでも多くの土地を眺めたいと思い、東海岸から西海岸までドライヴすることにした。
観光(光を観る)をしながらの、2週間に亘る6,400キロのドライヴ。昨日、久しぶりにホームページの記録を眺めているうちに、もっと写真があったはずと思い立ち、保存していたCD-Rを開いた。
すばらしい景観が次々と現れ、16年前が瞬時に蘇る。
この旅一つをとっても、示唆に富んだ出来事、意味ある情景が多く、これもまた語るに尽きぬ。
この道の延長線上にインドがあり、今のわたしに連なっていて、やはりわたしは、定められた道を、しかし自分なりに足掻きながら、進んできたのだとの思いを新たにする。
本当にすばらしい歌につき、ぜひ聞いていただきたい。坂田の歌声ではいまいちだという方は、ぜひとも菅田将暉のPVで「お耳直し」してほしい。
◉アメリカ大陸横断ドライヴの記録/2005年6月
➡︎http://www.museny.com/2005/gowest00.htm
🇮🇳海外生活25周年記念企画アルバム ③
『ロングホープ・フィリア』菅田将暉/秋田ひろむ
🇺🇸海外生活25周年記念企画アルバム ①
『ウェルカム・トゥ・ニューヨーク』テイラー・スウィフト(カヴァー)
🇺🇸海外生活25周年記念企画アルバム ②
『サクラ色』アンジェラ・アキ
🎸菅田将暉 『ロングホープ・フィリア』