昨日は、第4回チャリティ・ティーパーティを開催した。OWC (Overseas Women's Club) の日本人会員40数名の方に招待のメールをお送りしたところ、今回は25名ほども会員が集まってくれ、とても賑やかな会となった。
最初に参加費(慈善団体への寄付金)200ルピー以上を徴収し、家庭の不用品などを寄付の品々をお受け取りした後は、お茶とお菓子とおしゃべりの、カジュアルな社交パーティである。
慈善団体に関する資料などは印刷して準備しており、活動に興味のある人には個別に説明する。前回はサリーの着付けのデモンストレーションなどを行ったが、今回は特に企画はなかった。
ともあれ、バンガロールに新しく赴任された新会員の人たちも多く、互いに自己紹介をして親睦を深めるなど、意義のある集まりだったのではないかと思う。
さて4回目の今回は、6,500ルピー(約12,000円)も集まった。
さほど大きな額だと思われないかもしれないが、しかしこれは使用人の平均的な月給を上回る金額だ。とても貴重で意義深いお金である。
どの団体にどのような形に寄付するかなどは、不用品などの構成などとも考え合わせて、早急に検討したいと思っている。
最近では、わたしにとって、このティーパーティが唯一の菓子作りの機会にもなっていて、これは気分転換にもとてもよい。パーティの前夜、黙々とキッチンで過ごすひとときがいい。
今回は、マンゴーシーズンならではの、アルフォンソ・マンゴーを使っての菓子も作った。まずは、移住当初の「ミューズ・クッキングクラス」でも大好評だった「マンゴームース」。
それからマンゴーたっぷりのタルトも作った。タルト地にホイップクリームとマンゴーだけのシンプルなものだが、果実の甘みがあるのでそれを生かした。
見栄えはいまひとつだが、すっかり定番になったレモンタルトも、かなり美味にできた。これはわたし自身が好きなタルトだ。それからスコーンも焼いた。ティーパーティには、やはりスコーンの存在感が似合っている。
ところで今日は、エリカさんが我が家へ来る最後の日でもあった。2年前に彼女がバンガロールに赴任して以来、折に触れて会って来たが、次の新天地へと旅立つとのこと。
この街で暮らし始めて3年余りの間に、数えきれないくらいの出会いと別れがあった。これからも、それが延々と続くのだろう。
地球上のどの場所にいても、今では電話やインターネットで連絡を取り合える。この次は、違う国の違う街で再会することだろう。そのときを楽しみに。
ところで、我が家が落ち着ける、くつろぐ、と言ってもらえると、とてもうれしい。庭には庭のよさが、屋内には屋内の心地よさがある。
この家の内装などに興味をお持ちの方もいらっしゃったので、2年前のブログの「プチ家作り」のカテゴリーをリンクしておく(データが重いので、ページを開くまでにかなり時間がかかる可能性あり)。
家を購入して、大工などを手配し、自らキッチンやクローゼットを設計し、工事を経て完成するまでのプロセスを克明に記録している。
まっさらだった物件が、インド人職人らとの闘い(協調)のもと、徐々に家らしくなっていく様子がよくわかる。いや、中盤は荒れ果てた内観に先の見えない不安を感じさせるが、ともあれ、工事開始後1カ月半でほぼ完成した。
ほぼ完成以降は、さほどの微調整はしないまま、今日に至っている。まだ改善の余地ありの状況ではあるが、それは二都市生活が終わってバンガロールに落ち着く時が来たら、また手がけるつもりだ。
我ながら、よくやったものだと、改めて思う。