インド発、世界 2009

[Geneve-Zurich-Mumbai] ジュネーヴを最後に、旅は終わった。

夕べ、ムンバイに戻って来た。 昨日は午前５時起床で空港へ赴き、早朝の便でジュネーヴ空港からチューリヒ空港へ。チューリヒでムンバイ行きに乗り換えて帰国したのだった。 チューリヒ空港の免税店で、夫は、いつものようにさまざまなパッケージの有様を吟味した末、チョコレートを買った。 そして、前回のチューリヒ旅... Read more →

[Mumbai] 時差ボケ炸裂！ 失われた一日。

時差ボケ？　ないみたい。 元気よね、わたしたち。 ……などと言っていたのは、どこのドイツだイギリス人。という話である。 いやはや。本日、10月４日（日）は、まさしく失われた一日、であった。 ●２日の夜、ムンバイについた。午前２時ごろ、就寝した。 ●３日の朝、10時ごろ起床した。荷解きをして、片付けを... Read more →

先月の西日本新聞：激変するインドは「食生活」の話題その２

[Mumbai] ストリート・フード三昧／アッシジ教会を訪ねて。

時差ぼけている間もなく、週中である。３週間の不在を経て、片付けねばならぬ雑事その他をさっさと、と言いたいところだがのろのろと処理する月曜火曜。 その合間にアーユルヴェーダのマッサージに行ったり、「やっぱり手料理はお腹にやさしいね〜」と言ってる先から、お気に入りのROYAL CHINAへ点心を食べに行... Read more →

[Mumbai] 写真展＠コラバ／高級ホテルのホスピタリティ

●コラバのギャラリーで、アメリカを見る。活人画など。 情報誌、TimeOut Mumbaiをめくっていたら、ご近所コラバのアートギャラリーでグレゴリー・クルードソンの作品展が今日から始まるとの情報を見つけた。 グレゴリー・クルードソンは、ニューヨーク・ブルックリン出身の写真家。 今回、彼の近作、BE... Read more →

[Mumbai] まもなくディワリ／メディアの中のディワリ／空洞。

↑ディワリ向けの商品を販売する特設店＠ご近所の商店街 ●ディワリの季節がやってきた。 10月も中旬。今年もまもなく、ディワリ＜光の祭り／ヒンドゥー教の正月＞の季節だ。 年中暑いか涼しいかのムンバイやバンガロールにあって、季節感が曖昧になっているのに加え、気候の異なる海外に赴く機会の多い身の上。 最早... Read more →

[Mumbai] 発揮するためにすべきこと。／香水のガムとKくん。

ムンバイとの二都市生活は、まだ始まったばかり。 のような気がしていたが、ホテルに滞在していた日々を加えれば、１年と８カ月。すでに結構な月日をここで過ごしている。かなりたいへんな思いをしてこのアパートメントを見つけ、ムンバイの拠点として来たが、12月にはお別れである。 我々のもとに、またしても「移行期... Read more →

[Mumbai] センチメンタルの秋／おはぎ／筑豊の炭坑の記憶。

センチメンタルもまた、人生に不可欠のスパイスなのだな。ということを、秋のある国の空気に思いを巡らせながら、思う。 衣替えが不要で、年中、同じ服を着て、ANOKHIやSOMAの木綿の服は色あせて、しかしそれに目が慣れて、ある日突然、「飽きた、この服」と思うのだが、肌になじんだ服は心地よく、処分できずに... Read more →

[Mumbai] 見えない痛みと、癒えない傷。

今日の午後、久々にバンガロールだ。うれしい。 ムンバイのご近所はといえば、数日前からお祭りムード満点だ。唐突に花火あり。唐突に爆竹あり。炸裂する最初の一発目は、心臓に悪い。夜の窓からあたりを見回せば、色とりどりのネオンがほどこされた、チカチカと輝く窓辺があちらこちらに。 わたしたちは、今年もまたバン... Read more →

[Bangalore] バンガロール。旧空港の人。新空港の人。

↑2008年５月。バンガロール旧空港の到着ゲート周辺の写真。 またしても、久しぶりのバンガロールである。 速やかに到着した飛行機から、速やかに連結ブリッジを渡って、速やかにトイレットペーパー完備の清潔なトイレに立ち寄り、速やかに手荷物受け取り所へ赴き、速やかにカートを引っ張りだし、速やかにターンテー... Read more →

[Bangalore] 社交の一日。ハッピー・ディワリ！ 前夜祭。

目覚めたら、まずギザ（シャワーの湯沸かし）のスイッチをいれる。洗面をすませ、階下に降りて、湯をわかす。白湯を飲みながら、庭にでる。 夜露を残した芝生がサンダルの素足を濡らす。今日はヨガではなく、ラジオ体操をすることにする。これは、ヨガほどではないにせよ、朝を始めるのになかなかよい小さな運動だ。 ニン... Read more →

[Bangalore] 揺れる灯火の向こうから訪れる新たな一年。

風は軽く柔らかくやさしく、黄色や黒やオレンジの蝶が舞い飛ぶ朝。 焼きたてのドサを食べ、胃袋満たされて午。 街の喧噪は遠く、午後の庭を静寂が包む。 遠く近くに、トンビの声が聞こえる。 知らない鳥の、知らない鳴き声も、混じり合う。 ヤシの葉のざわめき。 近所のこどもの笑い声。 太陽が傾き始めるころは、 ... Read more →

[Bangalore] こぎれい小売店／バター品切れ？／菓子を焼く午後

●食の好みは一致しているのだ。 平和な数日を送っている。夫アルヴィンドも今週はバンガロールで過ごすというので、双方の家の心配をせずともよく、とても気が楽だ。 日曜は、いつものようにUBシティのアンサナ・スパ (Angsana Spa) へ赴きトリートメントを受けた後、いつものように Toscano ... Read more →

[Bangalore] 第６回チャリティ・ティーパーティ＆スパイス講座

好天が続いている。午後になると、暑いくらいの夏日で、しかし気持ちのよい天候だ。 本日、チャリティ・ティーパーティを開いた。去年より、バンガロール在住日本人女性を対象に始めたこの集いも、今回で６回目。なんとなく「恒例化」してきた感じである。 ディワリ休暇の延長で、バンガロールを離れている人も多かったが... Read more →

[Bangalore] 「エスニック奥様の仰天ライフ！」をあなたにも。

お待たせしました！　 すでに１年半前の話となりましたが、2008年４月、テレビ東京の日曜ビッグバラエティ『世界に嫁いだ日本女性　密着！　仰天ライフ』に出演した際の映像が、ようやくYouTubeにてご覧いただけるようになりました。 バンガロール在住の友人が、データのフォーマットを変換するだか何だかして... Read more →

[Bangalore] 瞬く間に。パンを焼く。幸福のサンデーブランチ。

バンガロール宅に滞在している時間は、いつも短く感じる。十日間もいたというのに。二都市生活の、しかもインドでの、その面倒は綴り始めればきりがないが、ともあれ12月中旬には一旦、終わるのだと思うと少し、気分が落ち着く。 しかし、落ち着く前に「引っ越し」があるのだ。ということは、最早ぎりぎりになるまで考え... Read more →

今月の西日本新聞：激変するインドは「食生活」の話題その３

[Mumbai] 不毛地帯／シベリア抑留／トム・ウェイツ

月曜の午後、ムンバイに到着した。飛行機から、外へ足を踏み出した瞬間、熱風に包まれる。暑い。しかし、湿気はなく空気は軽い。 ムンバイ宅に到着し、窓を開け放ち、空気を入れ替える。湿度が低いというだけで、暑くてもずいぶんと心地がよいものだ。荷解きをしているうちにもメイドが来て、掃き掃除、拭き掃除をしてくれ... Read more →

[Mumbai] インド生活。歪んじまったかなしみに。

ここ数日は、原稿を書いたり、レポートをまとめたり、と、いくつかの仕事をしていた。 2008年のジャーナルは、いつしかくたびれ、残るページも少なくなり、しかし年頭に記した「今年すべき目標」は、半分も達成されていない。 今年もまた、こんな風に過ぎてしまう。徒に、自らの不本意を煽り立てるのではなく、身の丈... Read more →

[Mumbai] 暮らしのアーユルヴェーダ。銅の水差し、薔薇の水。

湿気はないものの、暑い。デリーは最早、肌寒いらしいが、ムンバイは、冷房が必要なほどに暑い。 そんな夏日の、土曜の午後。夫はテレビでクリケットの試合を見ている。わたしはようやく『不毛地帯』の全４巻を読み終えて、これから夕飯の買い物にでも行こうか、いやもう少し日が翳ってからにしよう、などと思っている。 ... Read more →