朝、バンガロア(バンガロール)を発ち、昼過ぎ、デリー空港に到着。 スモッグでかすむ道路を走る。 歩いている人を見つける方が困難だった、 静寂の中にのびる米国の道とは対極にある、 人にあふれた、路傍。 思いつくまま、好き勝手に描かれた、 あらゆる場所に文字やイラスト。 それにしたって、このスクールバス。 「へたうま」という言葉があるけれど、 これは「へたへた」という以外あるまい。 絵がへたなら、血迷... Read more →
[注意]文中、爽やかではない話題が含まれております。飲食中の方は、終了後にお読みになることをお勧めします。 本日、夫はオフィスには出勤せず。自宅で仕事をすませたあと、ランチ。午後からは「年末の休暇」に入る。わたしは、年末を前に、花を飾りたいと思う。近所にろくな花屋がないだろうことは下調べ済みだったが、花だけを買いに車で出かける気分でもない。黄色いバラ、赤いバラ、それだけを買えればいい。 我が家の裏... Read more →
日が翳り始める時刻。カメラを携えて、外へ出る。あてもなく、ただ歩きたいので出てはみるけれど、散歩をするにはあまりにも不似合いなご近所。車で公園まで行き、その公園の中を歩いたりするのならいいだろう。夫の言う通り、ここは歩くところではない。 あんなにきれいな場所に住んでいながら、わたしはいつも、物足りなかった。壮麗なカテドラル、花々が咲き乱れるビショップスガーデン、きれいな声をした小鳥の住む森……。あ... Read more →
舗道を塞ぐ男衆。 ひょっとして……? やはり家電店の前。 近所の店番おじさんも、 オートリクショードライヴァーも、 営業途中の兄さんも、 職のないおじいさんも、 一度足を止めたらもう動けない。 みんなで集中、延々観戦。 終わりのないクリケットの試合。 Read more →
わたしは何かと歩いているけれど、夫は朝、ヨガをする以外は明らかに運動不足。あまり歩くことのない彼を連れ出さなくては。散歩にふさわしくないご近所を逃れ、車でCubbon Parkへ。 それなりに、整備された公園には、家族連れやカップルの姿。に、混じって、ベンチでだらりと寝転ぶ男ら。野良犬。あっちにも、こっちにも。 「ここは、バンガロアのセントラルパークみたいなものかな」 と、夫がつぶやくも、余計に虚... Read more →
今日は日がな一日、家で過ごしていたので、午後、散歩に出かけたくなった。散歩をするにはふさわしくないご近所であることは、もうすでに何度も記したが、しかし、夏を控えてのこの時期は、木の花々が美しい。 視点を上に歩いたなら、黄色い花、紫色の花。青空にくっきりと浮かんで鮮やかだ。 Read more →
取材のために、街へ出る。 この国では、必要以上を、見たくなる。 もう、そこまで行かなくてもいいのに、汚い路地に紛れ込む。 ゴミ溜めの悪臭や、どぶ川の汚臭や、そんなものをかきわけながら、 まったくほんとに、なんて国だ。 汚いってば。片付けろよ。ああもう、なんじゃこりゃ。 時に鼻を覆いつつ、時に悪態をつきつつ。 ヒトもウシもイヌもカラスも、渾然一体と風景に溶け込み、 ヒトの尊厳、どこ吹く風。 裸足ノー... Read more →
アーユルヴェーダのドクターにも指摘された。朝のウォーキングが腰痛にいいと。 ヨガをやってはいるものの、しかし、「歩くこと」もまた、大切なんじゃないかと薄々感じていた。米国時代はよく歩いていた。ニューヨーク時代は、サブウェイを使わずにできるだけ歩くことを心がけていたし、DC時代は麗しきご近所をしばしば散歩していた。 翻ってバンガロール。散歩どころか用があっても歩きたくないところばかりだ。移動は車が中... Read more →
午後、取材のために、街へ出る。撮影したいシーンがあり、それを探す。探しているときに限って、しかしなかなか、出会わない。仕方ない。現れるまで待とう。 夕暮れのコマーシャルストリートの、一隅に立つ。人や車が騒々しく行き交う直中。わずか5分ほどの風景に、ぎっしりと詰め込まれたライフ。 商店が軒を連ねるコマーシャルストリート。バンガロールきっての商店街。ショッピングモールにはない、ローカルの味わいがある通... Read more →
かなりの速度で、走ってるんです。 デリーの路上にて。 Read more →