正月気分のない新年を迎え、早くも一週間が過ぎた。4日(日)にはムンバイ宅へ戻り、同時に半袖姿となり、季節感皆無の日々を過ごしている。
いきなりだが、インド経済、新年早々大荒れの模様だ。インドITアウトソーシング大手、サティヤム・コンピューター・サービシズ (Satyam Computer Sevices) の、ここ数年間に亘る粉飾会計が明るみにでたのだ。
今朝のムンバイ株式市場にて、サティヤムCEOによる、赤字を隠していたという不祥事を告白する書簡が公表されたことで、「インドのエンロン事件」と、世間は大騒ぎである。
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タタ・コンサルタンシー・サービシズ(Tata Consultancy Services)、ウィプロ (Wipro) 、インフォシス (Infosys Technologies) に次ぐ、インド4位のITアウトソーシング会社であるサティヤム・コンピューター・サービシズ。
業界ばかりだけでなく、インド経済全体に与える衝撃は計り知れない。エンロン事件のときと同様、巨額の不正経理を、本当に、そんなに限られた数少ない人間だけでなし得ることができるのだろうか。素人なので、さっぱりわからない。理解できない。
7日夜現在、テレビのニュースはこの事件でもちきりである。インド史上最悪の企業不祥事であるに間違いない。そもそもこの会社、昨年末からその不穏な動きが指摘されており、雲行きが怪しかった。
ちなみに、この会社のボードメンバーには、米国の投資家や有名大学の教授なども名を連ねている。
この事件を通して、テロとは別の形で、しかし世界がインドを、インド経済を敬遠するのは間違いなく、国内の同業会社への影響も少なくないことが予測される。
CEOが辞任して、実態を調査されてすむ話ではない。懸命に働いて来た社員はじめ、大勢の株主や関係者は、どれほどの打撃を受けるだろうか。
新年早々、お金ってなんなのだろうと、思わされる事件である。
さて、アンケートにご協力くださったみなさまがた、ほんとうにありがとうございます。たいへん参考になっております。今、随時お返事をお送りしている最中です。まだ引き続き、コメントを拝見したく思いますので、ご協力いただければ幸甚です。
ところで、数名の方から「画面の色が暗くて見づらい」との指摘を受けたのを機に、色合いなども今年からは若干、変えることにしました。今、あれこれと微調整中です。その余波で、このブログもなんだか微妙に変化しています。気にしないでください。
タイトルも、実は変わっています。
「インド発、世界 2008」から、「インド発 2008」になってます。その方がシンプルだろうと思ったからです。従って、今年のブログは「インド発 2009」となります。気にしないでください。
それにしても、わたしには、友人知人がいないのだろうか。というくらいに、友人知人からのレスポンスが少ないのは寂しい限りです。
……そこのあなたです!
アンケートに答えてくださったのは、面識のない方々が大半です。ちなみに、かつてなく大人の男性(40代、50代)からの反応が多いのが、うれしいです。しかし喜んでいる場合ではありません。話を戻します。
会うたびに、「久しぶりって感じ、しないわ〜。あなたの近況、ブログで見てるから」と、こちらが「久しぶり〜!」と盛り上がっているにも関わらず、感動の薄い友人らの存在を、わたしは忘れてはいません。
……そこのあなたです!
近況を知らせるのが面倒、忙しい、などと言わずに、数行でも近況を知らせてください。昨年9月の「マックの終焉」にあたり、過去のメールが消えたことから、わたしはあなたのメールアドレスすら、持ち合わせていないかもしれないのです。
と、ここまで書いて気づくのも何だが、友人知人には、答えてもらわなくてもいいアンケート内容だったかもしれない……。ま、アンケートのことは忘れて、近況をしらせてください。
でも念のため、今日もここに添付しておきます。
1. お住まいの場所(国、州、県など)はどこですか?
2. いつごろ、どうやってこのブログを発見なさいましたか?
3. どの程度の頻度でブログをご覧になってますか? (毎日、もしくは数日に一度、など)
4. 一日のうち、どの時間帯に、どこでこのブログをご覧になっていますか?
5. あなたご自身もブログ、もしくはホームページをお持ちですか? 差し支えなければ、そのアドレスをお知らせください。
6. このブログの、どのような部分に関心を持ってご覧になっていますか?
7. 差し支えなければ、あなたの性別と大まかな年齢(10代、50代、90代など)を教えてください。
8. その他、ご質問などがあれば、お知らせください。後日、ブログにてお答えします。
9. 坂田へのメッセージなどがあれば、お願いします。
※メールはこちら(←文字をクリック)へお送りください。
ご協力、ありがとうございました。2009年も、どうぞよろしくお願いします。
坂田マルハン美穂