昨夜は久々に、義姉スジャータとその夫ラグヴァンを招いて4人での夕餉であった。まずは上の写真。左上から時計回りに説明するに、まずインド製の欧州風チーズ。
インド乳製品大手のアムール製ゴーダチーズ。これがかなり美味である。好みの味。その隣の赤いチーズは、タミルナドゥ州の乳製品会社製造のチェダー。あまり見かけないが、これも美味である。
隣は、坂田特製のカクテル。キューバのカクテルである「モヒート」と、ブラジルのカクテル「カイピリーニャ」を合体させたもの。
インドのレモンはライムのように小振りで丸いものなので、どちらのカクテルにもぴったりなのだ。しかもミントが豊富だからモヒートを作るのも簡単。
砂糖には無精製の砂糖「ジャガリー」を使うとコクが出て美味。サトウキビのスティックでも添えたいところだが、それはあいにく手に入らなかった。
ミントの葉は、スパイスを潰すための、メタル製のすり鉢のようなものを使う。
小さく切ったライムも、ジャガリーとともにこれで潰す。
とても便利。
クラッシュアイスがあるといいのだが、キューブでよしとする。
素材を準備して、アルコールは、ラム酒かカシャッサのどちらかを選んでもらう。
カシャッサとはサトウキビを原料とするブラジルの蒸留酒。
写真に写っているPITUがそれである。
これはインドではなく、以前、ニューヨークか欧州のどこかの空港で買ったもの。みな、カシャッサがいいというので、カピリーニャのミント入り、というカクテルとなった。
これがさっぱりとしていながらも、風味がよく、暑い季節にぴったりのカクテルなのだ。昔、フロリダのキーウエストで本場のモヒートを飲んだときの感動を思い出す。
バーテンダーが、たっぷりのミントをガシガシと潰しているのを興味深く見たものだ。
さて、その下は昨日も登場したバンガロール産ウイスキー。これをみんなで「味見してみよう」ということになった。
4人のうち、誰一人として「ウイスキー通」はいないのだが、しかしみな、一口、口にした瞬間、「おいしい!」と、言葉が出た。
風味もよく、ほんのりと甘みがあり、やさしくおいしい。これはバンガロール土産に好適だと判断した。ウイスキー通にとって味はそこそこなのかもしれないが、ヒマラヤンな水を用いたウイスキー。話題性もある。
ちなみに1600ルピー。3000円強。ウイスキーにしてはずいぶん安いのではなかろうか。相場がよくわからないので、何とも言えぬが。
ところで昨日も記したが、最も高品質なのはAMRUT FUSIONである。念のため。
そして最後は、スジャータが持って来てくれたシナモンケーキ。マーマレードジャムがトッピングされている。料理&菓子作りが好きなスジャータの、これは初挑戦のレシピらしいが、甘さもほどよく、おいしかった。
夕飯は、わたしが準備をした。みんなが好きなチキンカツ(みんな日本のパン粉がお気に入り)。鶏肉は毎度おなじみ、丸ごとを捌いて使用する。
それから、小さなジャガイモとタマネギ、ニンジンを適当な大きさに切ってオリーブオイル&塩こしょうをしてオーヴンで焼いたもの。
カリフラワーとピーマンの炒めもの。今日も最後にキムチを加える。スジャータもラグヴァンも、キムチが好きなのだ。そしてトマトサラダと、カフェ・ノワールで買っておいたバゲット。
みんなの食の嗜好が似通っているから、料理をするのにもあれこれと気を遣わずにすむのが本当によい。
食事の前後は、まだまだ続くIPL(クリケット)観戦。みんな、本当にクリケットがお好き。ともあれ久々に家族が集い、語り合い、ひとときを過ごせて、愉しき夜であった。
近々、半期に一度の米国行きの季節がやってくる。相変わらず予定が一転二転する日々で、腰を据えて物事に取り組めないが、しかし、それはそれとして、動ける時に動いておこう。
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