以前からあった庭の蓮がなかなか咲かないので、つぼみのあるものを買った。コンディションのよい蓮を見つけるのは、なかなかに難しかった。
と、数日後の昨日、さっそく開花した。やさしい色。
ARVINDとは、サンスクリット語で「ロータス(蓮)」を意味するという。だからというわけではないが、夫は「蓮の花を庭に」と何度も言っていた。
数年ぶりに開花する蓮を手に入れたのだが、咲いた朝から3泊4日の出張で見ないまま。写真をメールで送ったけれど、彼が帰宅するころまで咲いてくれることを願いつつ。
バンガロールはいまだ、モンスーンの最中のような気候。夜の冷たい雨。冷え冷えとする風。いったいいつまでこんな地味な天気が続くのだろう。暑すぎるよりはいいけれど、もう少し、青空が欲しいところだ。
新しく買いそろえた花々が、長過ぎる雨でまた、ぐったりと色あせ始めている。
母がインドに来てちょうど一週間。すっかりこちらの生活になじんでいる。昨日からアーユルヴェーダの治療も受け始めた。どのような効果が見られるかは、「キレイなブログ」の方でレポートする予定だ。
母を招くことをして、「親孝行ですね」と言われる。確かに「親不孝」ではないが、改めて「親孝行」と言われると面映い。
わたしの、家族に対する考え方に変化をもたらしたのは、もちろん自分自身が歳を重ねたということもあるが、「インドでの生活」が大きい。
インドの家族に学ばされたこと、彼らの様子を見て、「こうありたい」「こうあらねば」と感じたことは多い。その延長線上に、母を招いて数カ月を暮らす、という現実もある。
夫やその家族の理解、歓迎がなければ、母を気持ちよく招くことなどできない。といったことについても、いつかは記したいと思う。
インド発、元気なキレイを目指す日々(第二の坂田ブログ)(←Click)
【母@インド関連の記録:1週目】
■母、到着。初日はスパで極楽トリートメント
■歓迎されて愉しき夕餉@義姉宅
■教科書で漢字の練習/たとえ美味でも。
■インド服で、日本の夏を快適に!
■治療開始! アーユルヴェーダ
ところで上の写真。ついにバンガロールにもヤクルトがやってきた。
NAMDHARI'Sという野菜店のレジの前にある冷蔵庫におさめられていた。あるおじさんが、
「これ、ニューデリーの兄の家に行った時に飲んで、気に入ったんですよ。いいですよこれ」
と、後ろに並んでいたおばさんに勧めていた。おばさんは素直に購入していた。わたしも買った。3人連続で購入。なかなかの売れ行きである。
インドにおけるヤクルトの健闘は、わたしの目に見える限りにおいても、ここで記して来た。乳製品に親しいインド人だが、このような「手軽に買えるおいしいもの」が今までなかった。
味わい、大きさ、コンセプト。一家族用(?)のセット売り……。なんというか、インドの「ツボ」にはまった商品、という気がする。
ポスターの女性はカジョールというボリウッド女優。やや古くさい演出が、「ジョア〜ジョア〜だ〜れのもの〜」と歌っていた往年の小柳ルミ子を彷彿させる。古過ぎるか。
夫がいないと、家が散らからない。なんてきれいなんだろうと思う。そのさまを見て「寂しい」などとは、言うまでもないが思わない。かなり気分がいい。
人間ひとり。いったいどれほどの破壊力を持っているのか我が夫よ。夫がいなければ、メイドは数日に一度でもいい、いや、週に2回程度でもいいかも。とさえ思える、しんとした夜。
夫へメールで送った蓮の花の写真。Blackberryの画面に設定した、とのこと。気に入ってくれたようだ。