チベット伝統的な弦楽器にて、伝統的な歌、新しい歌、自由を叫ぶ歌を歌う活動家、ロテン・ナムリン氏。彼が朝、わざわざわたしたちのために、ホテル近くのカフェまで演奏にきてくれた。
「ぼくは、普段はこんなことをしないんだけどね。君たちがあまりにも、すばらしい女性たちだから」
と言いながら、何曲も披露してくれた。
「ミホも歌って!」と友らに催促され、昨今では人前で歌うことに慣れた我、ティーストレーナー(茶漉し)をマイク代わりに、ミュージシャンの前で歌を披露する大胆さ。
「ふるさと」を即時に英訳して、そのまま歌いたかった。
山は青き、ふるさと。水は清き、ふるさと……。
先日、チベットの地図を見て驚いたことがある。黄河、長江、メコン川、インダス川……。数多くの川の水源が、チベットにあるのだ。中国がチベットを支配下におきたい理由は、ここにもあるに違いないと思い、ロテンに尋ねたら、その通りだった。
昨日の朝、散歩をしていたら、偶然、ロテンと会い、待ち合わせのカフェにて早めに到着したので、そのあいだ、彼にいろいろな話を聞いたのだ。
今日のため、繁華街での買い物。
そしてランチタイムに伴侶ほか、近い友らが合流……。
普段は日曜で閉まっているところを開けてもらったり、僧侶たちの討論会を特別に拝見させてもらったり。
かけがえのない経験が重なる。
ありがとうございます。