ランチを終えた現在、眠い。非常に眠い。これを書き終えたら昼寝をしようと思う。
今朝は6時起床で月に一度のFM熊本ラジオ収録。普段は7〜8時間睡眠なのだが、6時間しか寝てないので、目の下にクマができる始末。本当に、しっかり食べて、しっかり寝ないとダメな体質なのだとつくづく思う。
翻って昨夜のゲスト。繁田女史と柴田氏。二人とも自営業で、ショートスリーパーで、あちこち飛び回っていて、諸々濃い。玄関に入り、年始の挨拶をすませるや否や、好き勝手に話が飛び交い、落ち着きがない。いや、それはわたしのせいもあるが。
ほどなくして夫が帰宅。英語と日本語がぐちゃぐちゃと混沌し、心静かな年初の空気感が、一瞬で壊滅状態だ。
夕飯は、普段のごはんの延長のようなものを準備。白菜と大根がた〜っぷり入った豚バラ肉の鍋と、ブロッコリー&ゆで卵のサラダ。そして日本米。
夕飯前のお酒のつまみは、インド的に、のっけから重め。バンガロールクラブに新しくできていたベーカリーで買ったキッシュ(おいしい!)と、最近マイブームの手羽元チューリップのエアフライヤー仕上げ。
普段、Freshtohome.comでケミカルフリーの安全な鶏肉を購入しているが、丸鶏をそのまま買って自分で捌いている。インドでは、鶏肉を部位で購入すると「皮なし」がメイン。皮付きを好むわたしとしては、丸鶏の方がくまなく味わえて好きなのだ。
ところがあるとき、Freshtohome.comで、なんとなく手羽元チューリップを買ってみた。ヨーグルトでマリネして柔らかくし、茅乃舎の「野菜だし」とヒマラヤの岩塩などを加えてなじませ、そのあとパン粉をまぶしてエアフライヤー(油を使わない調理器具)で調理したところ、もんのすごくおいしく仕上がった。内側に鶏皮が巻き込まれていて、ゆえにジューシーさが増している次第。
油を使わずとも、「外側はカリッと、中身はジューシー」という、いかにも、世間が好きそうな食感に仕上がるすばらしさ。ファンタスィック。夫も大好き、ゲストも大喜びで、かなり使えるメニューである。
しかし、夕食の食卓に、鍋とサラダだけではあまりにも物足りなく思われた。とはいえ買い置きの食材も特になく、やむなく夫の好物、高野豆腐を準備した。ちなみに高野豆腐は、「伝統的な製法の良質なもの」と、そうでないファンシーなパッケージのものとでは、味が雲泥の差。高野豆腐に限らぬが、良質を少量ずつ、しみじみ味わいたいものである。
と言いながら、やたらと多く作りすぎた。高野豆腐はこんなにガツガツ食べるものではないよな……と思い、食卓に出したところ、我が夫のみならず、ゲスト二人も「高野豆腐が好物!」というではないか。
年寄りか!
それまで、ほとんどの会話に一致を見なかったが、ここに来て、4人の心一つになった瞬間であった。
普段、外食が多い彼ら。素朴な家庭料理をもりもりと食べている様子を見守る、またしても寮母状態。一時帰国時に買っておいた熊本のお米がまた、おいしいのだこれが。
記念写真のセルフィーを撮るだけでも、大騒ぎで収拾がつかなくなる人々。セルフィーを撮るのが得意なのは、インド人、我が夫である。iPhone11のカメラのクオリティは高いが、繁田女史のGoogleスマートフォンのカメラも、やはり、かなりクオリティが高い。いったいどこまで進化するのだろう、スマートフォンのカメラ。
そんなこんなで、完全に俗世復帰の新年。2020年も、よく食べ、よく寝て、よく働き、有意義な経験を重ねよう。