一月往ぬる二月逃げる三月去る。毎年のように、この時期、この言葉をつぶやいているが、今年は義父の急逝により、その傾向に拍車がかかっている。2月も下旬となりて、怒涛のように過ぎ行く日々。
一昨日の夕刻、バンガロールに戻った。1週間ぶりの高原都市は、空気が乾き、気温が上がり、初夏の到来を予感させる。
昨日は、日本から来訪の方々へ簡単なレクチャーをしたあと、街へ繰り出し「視察旅行的ショッピング」のアテンド。好奇心旺盛で、話をぐんぐん吸収してくれる人たちの時間は、楽しくもやりがいを感じる。1枚目の写真は、立ち寄ったサリー専門店TANEIRA。TATAグループ傘下の店で、この度のJALの機内誌『SKYWARD』にて紹介している。
見本誌は、届いた直後に関係者に送付していたが、スタッフたちは見ていなかったようなので、車に積んでいた1冊を渡したところ、とても喜ばれた。被写体になってくれた女性は特に、「記事は読めないけど、うれしい」と満面の笑顔である。
ところでデリー最終日。バンガロールにも年に一度やってくる、坂田おすすめのネイチャー・バザール『DASTKAR』へ赴いた。デリーにはDASTKARの拠点会場があり、しばしば展示会が実施されているのだ。デリー宅に利便性や華やぎを添えるための買い物が目的。ニームという殺菌効果のある木材で作られたまな板やチャパティ作りの台や伸し棒、フロアに敷くラグ、ランドリーバッグ用の籠類、チョコレート(美味!)など、あれこれと買い求める。
そんな中、またしても、「これは!」と思える自然派コスメを発見!
「美容と健康」はセットで語られることが多いが、わたしの場合、「健康」を心がけているものの「美容」は雑で、自然派のバーバル・コスメを使いつつも「ザザッと」すませるのが常である。しかし、今年は思うところあり、「もう少し、美容に心を込めよう」と思っていた。そんな矢先、デリーの荒れた空気でバサバサになった肌をたちまち潤わせてくれる商品を手に入れて、大満足だ。
インドの自然派コスメについては、『バンガロール・ガイドブック』の特設ブログ『バンガロール生活ノート』に記しているが、アップデートが疎かだ。なんとか時間を見つけて、おすすめ情報をシェアしたいものである。
季節感浅きバンガロール。しかし季節は確実に巡り巡りて。まだまだ混沌の時間は続きそうだが、しっかり休息を取り、「笑える時間」を慈しみ、平常心で過ごそうと思う。