ロックダウン20日目。軟禁生活24日目。昨日で、もう20日も経っていたのか……と、改めて思う。そもそも、季節の変化が緩やかで、メリハリのない気候のバンガロールにあって、より一層、時間の連なりが淡々としている。
過去30年以上、日々のジャーナルを記してきて、書棚にはずらりと過去のスケジュール帳が並んでいる。10年前の今、28年前の今、自分が何をしていたかが瞬時にわかり、そのときの心持ちも、蘇る。
一方の、現在。一応はジャーナル、そして4年目となった「五年日記」もつけているけれど、手応えがない。4月。旅をする予定だった場所にマーカーが引かれている。それ以外はもう、空欄。
明日の朝、FM熊本の収録だけが、健在だ。毎月、レポートを始めて十年以上。明日はいったい、なにを話せばいいのだろう。
今朝、モディ首相から、ロックダウンの延長が発表された。当然の決断だと思う。
昨夜は、野良猫が庭に侵入してきて、深夜から朝方にかけて、大騒ぎだった。といっても、夫は深い眠りの中。NORAとROCKYは書斎のバルコニー。CANDYはヨガルーム。わたしとハンターJACKが、野良猫を追いかける。
庭の一隅に設置している「ひみつの扉」に誘導し追い出すのに苦心した。
我が家へは、屋根伝いに入ってはこれるが、一旦、庭に飛び降りたら、もう出ることができない環境にしているのだ。そもそも半野良だったNORA姉さんはいいけれど、ROCKYやJACKは一度出て行くと、帰ってこれない可能性もあり。外で喧嘩をして負傷することもあるので、パーティションを施している。
野良猫は、先日、屋根に姿を現した彼。CANDYにそっくりの痩せた男子。きっと血縁だ。野良猫のライフはタフだな。一方、我が家の猫らの、優雅なライフといったら。
というわけで、今日は眠たくてたまらない。遅めのランチを食べたら、昼寝をしよう。