本日7月18日。結婚20周年@インドを祝すべく、4月下旬のロックダウンから約3カ月ぶりに「外泊」しようと、TAJ WEST ENDに2泊3日の予約を入れていた。
英国統治時代に誕生した、バンガロール最古のホテル、ウエストエンド。タージグループの傘下に入って久しく、鬱蒼の森が魅力的な場所だ。16年前のインド移住当初、住まいを見つけるまでの1カ月をここで過ごしたこともあり、我々夫婦にとっては、愛着のあるホテルでもある。無論、夫は子どものころから利用していた故、わたし以上に思い出深いホテルである。
昨年の11月11日、移住15周年記念日にも、ここに滞在した。パンデミック世界にあって、まさにオアシスのような場所だと思っていたのだが……! 朝食をすませて部屋に戻ったところ……。うるさい。非常にうるさい。
本日開催の結婚式イヴェントに招かれたゲストが、大半の部屋を貸し切っている。それは別に構わないのだが、インドの結婚式は音楽が賑やかすぎるのだ。うっかり、自動操縦で踊り出してしまうところである。
本来は我々の部屋から離れた場所でイヴェントが開かれる予定だったらしいが、このところ続く雨でガーデンの土が緩み、急遽、プールサイドで開かれることになったとのこと。すでに朝から儀式が始まり、音楽が激しい。これが終日続いたのでは、ホテルに寛ぎに来た意味がない。
スパの予約も入れていたが、リラックスできる気がしない。
我々夫婦と同じ日に結婚式を挙げているカップルを祝福する気がないわけではないが……無理。今後は季節外れでもなんでも、ホテル滞在の際には「結婚式をやっているかどうか」を確認せねばと、今更のように反省だ。
ホテル側も恐縮してはくれたが、ともあれ引き揚げた。
そして帰宅後、遅めのランチを。こんな日は、料理も片付けもしたくないと思っていたが、幸いにも! 冷凍庫にはmaindish.inの刺身が冷凍されている。枝豆もある。新しい野菜のデリヴァリーサーヴィスWollyfarmsで注文したレンコン(インドのレンコンは小さい)が残っている。いい塩梅でアヴォカドも熟している。
荷ほどきをするまもなく、北インドはアラハバード有機農業組合で作られた日本米を研ぎ、刺身を取り出し解凍しつつ、レンコンを切り、お吸い物を作る。今日ばかりは、自分は働き者だと自画自賛だ。
マッサージはURBAN COMPANYのサーヴィスを予約。まもなくエステティシャン(ワクチン接種済み/衛生的)がマッサージベッド持参で来てくれる。
庭には猫。我が家の緑も、そこそこに鬱蒼と美しい……というわけで、なにやってんだかわからんが、とりあえず、21年目も夫婦元気で、概ね諸々すれ違いつつも、そこそこ仲良く、インドで暮らしていこうと思う。
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