2023年も、後半に入ろうとしている。8月15日の独立記念日あたりから、インドは徐々にお祭りシーズンとなり世間の空気は浮き足立つ。通常「週休3〜4日制」感覚でスケジューリングをすべきところ、「週休5日制」に見直すべき時期の到来だ。
この時期は結婚式が増える。友人知人や仕事関係者の結婚式に招かれる方も少なくないだろう。インドの結婚事情については、2007年の9月、10月、11月の3回にかけて記事を書いた。15年前の記事ゆえ、情報は古い。しかし、当時も今も変わらぬ点もあるので、参考にはなるかと思う。
わたしは2007年から2012年までの5年間、西日本新聞に『激変するインド』というタイトルで、毎月、寄稿していた。2008年前後は、インドの経済成長及びライフスタイルの変化が著しい時期でもあり、トピックスには事欠かなかった。このところ、意識的に過去の記録を発掘、掲載しているが、歴史を知った上で現在を見ることは、大切だと実感するからだ。
1947年のインド・パキスタン分離独立以来、社会主義的政策をとっていたインド。ソビエト連邦ほか、東欧諸国との結びつきが強固だった。
当時からインドの今日までの歴史を辿るに、重要な転換期がいくつかある。
そのひとつが1991年。ペレストロイカを端緒とした米ソ冷戦の終結とソ連の崩壊などの煽りをうけ、インドは経済状況が著しく悪化。1991年、ナラシンハ・ラーオ首相(インド国民会議派/コングレス)は、財務大臣だったマンモハン・シン(2004〜2014は首相だった)の主導により、インドの経済改革を実施した。経済の自由化を図り、海外資本がインドに流入し始めた。
……ということを、この間も書いた気がする。
ともかく、その後はY2K問題とIT産業の急伸、2008年前後の多方面における伸長など……だめだ話が終わらない!
結婚式の話から飛躍してきたので、この辺にしておく。
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