今夜、日本時間の午後9時より、NHKスペシャルにて、「インド」が報道される。
「今月、人口が世界一となったとされるインド。政府が整備したデジタル・プラットフォームを推進力に急成長、ユニコーン企業が次々と誕生している。その技術は今、アフリカなどグローバル・サウスの国々に広がり始め、インドの存在感を高めることにつながっている。そしてモディ首相は、ロシアとの結びつき保ちながらアメリカとも協力を深め、したたかに実利を得ている。独自の技術と外交で台頭する、インドの“衝撃”を伝える。」(番組サイトより引用)
先日も記したが、2007年と2008年の2回に亘って放送された『インドの衝撃』シリーズは、非常に印象深い番組だった。視聴後の所感もブログに残している。なにしろ15年前につき、現在とは経験値も感想も異なるが、関心のある方にはお読みいただきたい(最下部にリンクあり)。
■2007年1月放送分
第1回 わき上がる頭脳パワー
第2回 11億の消費パワー
第3回 台頭する政治大国
■2008年7月放送分
第1回 「貧困層」を狙え
第2回 上陸 インド流ビジネス~日本を狙う「製薬大国」~
第3回 「世界の頭脳」印僑パワーを呼び戻せ
番組放送後、文藝春秋から出版された書籍2冊(『インドの衝撃』2007年/『続・インドの衝撃』2009年)もまた、とても勉強になった。当時、”BRICs”をキーワードに、インド・ビジネスが注目を集めていたことから、日本でも多くのインドビジネス書が発行された。玉石混交の書籍の中で、しかし、この2冊は秀逸だった。
わたしは上記の上下刊、及びDVDも持っていたのだが、どなたか駐在員にお貸したのを最後に、返却されぬまま。大切な書籍は貸し出すまいと思いつつ、調子よく貸し出して、同じ失敗を繰り返しす自分に嫌気がさす。
そんなぼやきはさておき、今回の番組。実は数カ月前、番組制作のディレクター氏が拙宅を来訪された。夫も交えつつ、数時間に亘り、わたしたちが知り得るさまざまな情報を提供した。わたしたちが番組に出るわけではないが、何らかの形で、制作に貢献できていれば幸いだ。
インドでは多分、見ることができないが、近々、なんとかして視聴したいものである。
[NHK SPECIAL] 混迷の世紀 第10回 台頭する“第3極” インドの衝撃を追う
https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/M7P7JV6G9X/?fbclid=IwAR3og786fTApDcZAFwGRI6fgWCJ6qUSh3NYaGfICtheZzdlaYSIzrv8adpk
NHKスペシャル『インドの衝撃』を観て思うことたっぷり。(インド百景ブログ 2008/10/22)
https://museindia.typepad.jp/2008/2008/10/post-bbc4.html
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