先日のデリー旅の記録。日本とインドのフォーラムについて、個人的な印象などを総括しておきたかったのだが、昨日は松川るい氏のことを書き残すに留まった。
昨日は、拙宅(新居)で女性の勉強会を実施したのだが、それもまた、さらっと書くには憚られる、非常に大切な内容。後ほどじっくり記したい。
今日のところは、軽やかにベンガルール(バンガロール)国際空港の新しいターミナル、到着ロビーの写真を残しておこう。概ね一年中、降り立てば爽やかな風に包まれて、幸せな心地にさせられるデカン高原、標高900メートル超の都市、空の玄関口。
まだ完成には時間がかかりそうだが、それでもターミナル1に比べると、遥かに開放感があり、洗練された空間が広がる。またしても、我がファッション、情景とコーディネート。
荷物受け取りのフロアにて出迎えてくれる象たち。これは、環境に悪影響を与える植物「ランタナ・カマラ」から作られているという。「世界の侵略的外来種ワースト100」に指定されている南米原産のこの植物。1800年代に観賞用としてインドに持ち込まれた。しかし現在、このとげのある低木は、インドの多くの森に蔓延、日光、水、栄養分を使い果たし、野生動物の移動に悪影響を与えているという。特にゾウの生活環境を脅かしているとのこと。
これら象の像(!)は、象の保護活動家たちのアイデアにより、ここカルナータカ州、タミル・ナドゥ州、ケララ州の森林に住む先住民の職人や部族のコミュニティによって作り上げられたという。ターミナル2の理念の一つは、サステナビリティ(持続可能性)。その象徴としての象たちだ。
ターミナル2には今後、さまざまなインド人芸術家たちによる作品が展示されることになる。旅するたびに、それらを少しずつ、目にすることになるだろう。本当に楽しみだ。
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