確か一昨日の未明にバンガロールへ帰ってきたはずなのだが、すでに濃すぎる2日間。しっかり食べて、しっかり食べるの基本は守り、体調管理には配慮している。立て込んではいるものの、基本ポジティヴに楽しいことなので、そこはノープロブレム。
怒涛のお祭りシーズンが全開だからこそ、スケジュール帳の「余白」が大事。毎度記していることだが、インドライフ。不測の事態が頻発するから、詰め込みは厳禁なのだ。現在、「ダセラ(ダシェラ)」と呼ばれる祝祭で、連休的な昨今。来月にはヒンドゥー教の正月ともいえる「ディワリ」もやってきて、このごろは完全に、週休5日制的な世界。「休みの間に仕事をする」日常の到来である。
さて、本日の我が身に起こった出来事。
①身内が結婚式とのことで、今日から1週間、メイドさん帰郷(忘れとったわたしが悪い)
②1カ月分、作り溜めていた猫餌が枯渇! 朝から大鍋3つを駆使して大量の餌を調理&鍋釜類の洗浄。
③奥歯のクラウンが取れた。歯医者に行かねばならぬ😅
わずか3つの不測の事態でさえ、それなりに時間と労力を要する。月末には妹夫婦が日本から1週間ほど遊びに来るので、この1週間は予定を極力、空けておいたのだが、本当によかった。
尤も、急遽『食生活と健康管理』のセミナーその他、実施することにはなったが、それは問題ない範囲である。
もう少し、ゆとりを持って、今回の示唆に富んだ東京旅を記録しておきたかったのだが、呑気に回想している場合でもないので、写真だけでも残したい。
👘
今回の日本旅は、「着物」が大いなるキーワードだった。わたしがインドでサリーを通してテキスタイルを学び、その後、京友禅サリーのプロモーターの仕事をお引き受けしたことなどすべてが、「壮大な序章」だと思えるほどに。
着物をほぼ着たこともないのに、着物に対する審美眼が育まれていたことに、自分でも感じ入った。
折しも「銀座松屋」という老舗デパートメントストアで開催されていた「銀座のきもの市」に足を運び、さまざまな着物を目にしての学びも多く。サリーを着ていたことから、ここで声をかけていただいた数名の方とのご縁もできた。
また、老舗の着物店や草履店を訪れて店の方々から話を聞くのも非常に勉強になった。
着物のことに関しては、本当に書きたいことがたくさんある。日本の廃れゆく伝統工芸という側面から思うところなど、特に。
「粋もモダンも伝統美も、ときめく装い多彩な共演」というキャッチコピーが添えられた「きもの市」の在り方には、正直なところ、「このような販売形態でいいの?」という強い衝撃を受けた。高価な新作の数メートル先で売られている、リユース(中古)ながらもコンディションのよい「激安」の芸術品……。
今後、追々、何かにつけて、記すことになるだろう。
一昨日は、荷解きをしつつ、また福岡から無事届いた着物入りの郵便物(小包というよりは大包)を開封しつつ、丁寧に畳み直しながら、着物や帯の麗しさに耽溺するかの如き時間を過ごした。疲れを忘れさせられるほどの、麗しくも愛しき布ら。
ともあれ、着物に出合えて、本当によかった。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。