カルティガイ・ディーパム(Karthigai Deepam)は、南インドのタミル・ナドゥ州において祝福される光の祭典。先日、全国的に祝福されたディワリの延長のような祝祭だ。
ここティルヴァンナーマライでは、満月だった昨日の午後6時、霊山アルナーチャラの頂上に運び込まれた「大量のギー(精製バター)」に点火された。
わたしたちは、民宿のオーナーの家族に誘われて屋上へ。周囲の家々もまた、ディヤと呼ばれるランプを灯し、神に捧げる。時刻が6時に近づくと、周囲の「気」が高まるのがわかる。そして6時ちょうど。曇天の雲間から炎が上がるのが見える。
歓喜の声、花火や爆竹の轟音、法螺貝や鐘の音……。得も言われぬ、感無量のひととき。
間近に巡礼する人々にとっては、圧倒的な迫力であろう。
この炎は、シヴァ神の光とも見なされ、ここでの礼拝は最上のものとされるという。動画を撮影しながらも、しっかりと「肉眼で」情景を見守る。映像のクオリティは低いけれど、みなさんとも、聖なる点火を分かち合いたく、ここにシェアする。
今日から10日ほど、毎日午後6時には、点火されるのだという。わたしたちは、明日の朝までここにいる。今夜は、雲が晴れますように。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。