ヒンドゥー教のお正月、ディワリの前は、諸々立て込んでいたが、本番となる週末は、夫、そして4猫らと静かに旧居で過ごした。
先日、アーティストの友人、JAYAの展示会で購入した絵画のうちの1点。空から大地を見下ろす情景がとても気に入り、新居の自分の書斎に飾るつもりでいた。しかし、先日も記した通り、この先まだ住まう「旧居にも愛を」と感じ、旧居に飾ることにした。
2007年に新築(スケルトン)の状態で購入し、怒涛1カ月半で内装工事(家具造り込み)を指揮して創り上げたこの家。今でもパッと見は悪くないが、随所に不具合は少なくない。来年には部分的に改装したり、ペンキを塗り直す予定なので、それまでは中途半端な状態でもいいや……と思っていたのだが。
その日を待っている間も住んでいるのだ……ということを改めて思った。そして、このお気に入りの絵を飾ってみたところ……。
いい! 非常にいい!
玄関を入った瞬間に、目に飛び込んでくる「鳥瞰」の絵画。
何事も、予定通りに進めばいいというものではない。寄り道や、思いがけない変更が、新たな視点を生むということを、この絵画の置き場所ひとつとっても、学ばされる。
それは予定を変更した結果、先週末、旧居でパーティをしなければ、思い至らなかったこと。
学生のころからの我が座右の銘、夏目漱石『三四郎』の「囚われちゃ、駄目だ」が響くこのごろ。年齢を重ねても、いや年齢を重ねるほどに、頑なにならず、フレキシブルでいたいと思う。その方が、多分、ライフが楽しい。
◉2006年/旧居の内装工事を行った怒涛2カ月の記録
https://museindia.typepad.jp/blog/new_home/
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