月曜日の朝、ミーティングのためインディラナガールへ。南北に伸びる目抜き通りの100フィートロード。かつてはこの通り沿いに、ポツポツと飲食店やブティックがあるばかりだったが、わたしが知る限りにおいても、20年前から恒常的に、いつもどこかで工事が行われている。
今は亡き、義父ロメイシュがバンガロールに「単身赴任」していた1980年代。インディラナガールは、「森の中の住宅地」という風情だったという。当時デリーに暮らしていた夫は、学校が休みのときなどバンガロールを訪れていたというが、インディラナガールは夜になると闇に包まれ、怖いくらいに静かだったと言う。その面影、今は幻。
この10年余りで変貌が著しいのは、100フィートロードに交差して東西に横たわる12th Main。かつてはしばしば、Kerala Ayurvedaの診療所に通っていたこともあり、馴染みの通りでもあった。当時、目ぼしい店といえば、ヴェトナム料理店のPhobidden Fruitと、アイスクリームのCorner House、今はなき、お気に入りだったパールシー料理店のDaddy’s Deliがあるくらいだった。しかし気づけば、通りの左右にレストランやカフェ、ブティックが林立している。
まずはランチを……と、予約をいれていないにも関わらず、12th Mainの西端に位置する4P’Sへ。一人だからカウンターが空いていれば……と思ったが、予想通り満席とのこと。仕方ない……と、目星をつけていた近くの新しい店Conçuでランチを取ることにした。ハイデラバード拠点のこの店。オーダーメイドのケーキを作る「ケーキブティック」として誕生した模様。ショーケースにはおいしそうなスイーツが並んでいるが……この日はマッシュルームとチーズのサンドイッチを注文。揚げたてのフライもおいしく、ハイデラバードにてオリジナルで作っているというKOMBU-CHAも、甘味控えめでさっぱりした味わいだ。
食後は、12th Mainを東へ歩く。FabIndia、Nicobar、Jayporeなど、なじみの店舗に立ち寄りつつ、最後にThe Shop(https://www.theshopindia.com/)でショッピング。1969年デリー創業のこのブランド。コンノート・プレイスの店舗に初めて足を運んで以来、お気に入りのテキスタイル店のひとつだ。バンガロールには、中心部に一度、開店したことがあったが、数年後に閉店。このインディラナガール店はパンデミックのあとにオープンした。衣類はじめ、テーブルやベッドリネン、インドと欧州のセンスが融合した華やかで楽しいテキスタイルが魅力だ。
このエリアのガイドマップを作るとしたら、常時改訂をせねばならないな……と思いつつ。そういえば、5年前にミューズ・クリエイションで作ったGoogleオリジナルマップも放置したまま。誰か、改訂作業に協力して欲しいものだ。『バンガロール・ガイドブック』からアクセスできます。https://lit.link/en/bangalore
🇮🇳楽しみながら濃密インプット。「百聞は一見に如かず」の視察旅行、実践編。2022/09/22
https://museindia.typepad.jp/2022/2022/09/info.html
🇮🇳インディラナガール。12th Mainが熱いのだ。2018/04/25
https://museindia.typepad.jp/eat/2018/04/12th.html
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。