ヒンドゥー教の新年を祝する光のお祭り、ディワリ。今年は10月31日だが、昨夜は一足先に、ディワリを祝うパーティが開かれた。わたしは今月末から1カ月弱、一時帰国するので、今年はディワリの花火や爆竹の大騒ぎからは免れそうだ。
パーティには、夫婦揃って、先日、アートスクールで開催されたテキスタイル・バザールにて購入した衣装で出かけた。黒地に金糸のサリーは、シックながらも艶やかで、着心地もよく、とても気に入った。夫のチカンカリ刺繍が施されたクルタも、手刺繍のやさしさが上品でいい感じだ。
出会う友らに、“Happy Diwali!”とあいさつをし、グラスを交わす。もう、ディワリなのだ。季節の起伏が浅く、記憶に区切りをつけにくいバンガロールに暮らしていると、時の連なりが茫漠。
もう、(インドは)年末なのだ……。という事実をすんなりと受け入れられず、“Happy Diwali!”に違和感を覚える。
煌びやかな会場、豪華な料理……。ファッショナブルに着飾った友人ら。この華やかなライフもまた、インド。
昨夜のハイライトは、Bismil Ki Mehfilのライヴだった。ボーカルのBismil は5歳のころからスーフィー音楽の指導を受け、18歳でBismil Ki Mehfilとしてプロデビュー。インドだけでなく、海外でもライヴを重ねる人気ミュージシャンだという。
彼の背景についてを、わたしは全く知らなかったが、彼の歌声とバンドの演奏を耳にした瞬間、一気に引き込まれた。伝統とモダンを巧みに織り交ぜた音を奏でるバンドがまた、本当によかった!!
2018年、ラジャスターン州のジョードプルにて毎年開催されている聖なる音楽祭に訪れたことを思い出す。本当に、魂が揺さぶられる音楽の旅だった。
わたしはさまざまなジャンルの音楽を好むが、中でも、この中央アジアや欧州に連なる「北西インド界隈」の音楽が、ことのほか好きだ。夫の出自であるパンジャブの音楽を聞いても血が騒ぐ。
スーフィー、ジプシー……流浪の音楽の、哀愁を湛えつつも力強い旋律。踊らずにはいられない。
スーフィーについては、ぜひとも過去の記録をご覧いただきたい。そして、音楽が好きなインド在住者には、ぜひとも、この毎年恒例の音楽祭へ訪れることを、お勧めする。来年も、2月中旬開催予定だとのこと。7年ぶりに、行こうかな……。
会場の随所に、写真撮影の「映え」スポットが用意されていた。中でも、額縁のスポットが気に入り、友人夫妻らも撮影してあげた。非常にすてき。
黒いジャケットの好青年は、我が友人Dekyiの息子であるKunzang。HAPPY TOPIAの創業者だ。今年7月、ミューズ・クリエイションで彼を招き、話を聞いたことは、記録に残している。19歳の若きアントレプレナーの話は実に読み応えがあるので、ぜひ目を通していただければと思う。
👨🍳北インドの軽食チャート。ヨーグルトの代わりに新鮮なブラッタチーズを使ってみました! と、シェフが作ってくれたけど。これはヨーグルトの酸味が欲しいぞ! 普通でいいぞ!😉
🌏聖なる音楽に浸り続けた。ラジャスターン州ジョードプル紀行(2018/02/28)
🌏最先端のテクノロジーを無数のカプセルに込めて。19歳のアントレプレナーが描く、インド5000年の歴史を継承する未来。(2024/07/16)
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