青空が広がった昨日の日曜日。しかし、少し暖かくなっていた気温が、再びぐっと落ちて、寒い。家のベランダから見下ろす多々良川沿いの桜並木は、まだ七分咲きといったところ。
名島神社へ桜を見に行くかどうか迷ったが、今日は母の眼科や歯科やわたしの整体もあり、そうこうしているうちに、瞬く間に日々は流れる。行けるときに行こうと、またしてもコートを引っ張り出し、タクシーを呼んで、赴いた。
境内は近所の人たちや、ランドセルを背負って記念撮影をする子どもたちなどで賑わっている。一角に青いビニールシートが敷き詰められ、景観が台無しだったが、これもまた、日本の文化か。日本に住んでいたときから、あのブルーシートが嫌だったことを思い出した。
だからこそ、ワシントンD.C.のタイダルベイスンの、あの水辺に咲き誇る見事な桜並木が、わたしは大好きだったのだ。人々は、ただ、眺め語らい歩いたり、芝生に座ったり寝転がったりして、ひたすらに、花を慈しむ。
花見のシートは、なぜブルーなのか。桜の風情が破壊される。せめて透明がいいのではないか。あるいは、昔ながらの、ナチュラルなゴザにしてほしいと切望する29年ぶりの日本の花見情景。
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名島城趾の臥龍桜は、まだ六分咲き。それでも、低いところから開いていて、母の目線には満開だ。
先々週、先週と、1週間おきの両眼の白内障手術が終わり、昨日からようやく、保護メガネをせず入浴できるようになった。ゆえに、朝、入浴してもらい、すっきりしたところでの花見につき。メガネをかけずにある程度まで見えるようになった視界に、母の感慨もひとしおのようだ。
この一瞬一瞬を。
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花見のあとは、ガーデンズ千早でランチを取ることにした。今回の滞在中、2020年に誕生したタクシー配車アプリケーションの「GOタクシー」をダウンロード。使えるタクシーが増えていて、車がなくても移動しやすくなった。一人ならば歩くところだが、母と一緒につき、丘の上の境内にある駐車場付近までタクシーに来てもらう。
その後の記録もまた、個人的に感慨深いので、次に記す。
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