週末は市街北部、ヤラハンカの新居で過ごすことが多いが、今日の夜、街中が会場のパーティに招かれていることから、今週はコックスタウンの旧居にいる。しかし金曜日はわたし一人、新居に赴き、ゲストを迎えた。
デリーにて過去2回ほどお会いした彼女。これまでは簡単なご挨拶を交わすだけの「知人」だったが、休暇を利用してバンガロールからマイソールを旅されるとのことで、ご連絡をくれたのだった。
海外と日本とを繋ぐお仕事に携わられている彼女。サリーがお好きであれこれ買われているという。話が弾む予感しかなかったので、夫を呼ばなかったのだが、それは正解だった。
🥚
彼女を午後2時ごろお迎えし、最初はホールで話をしていたのだが、途中でサリーや着物をお見せしたり、月光ライブラリに場所を移し、旅の本などを開いたり……。
翌朝、マイソールに赴かれる以外、特にご予定はないとのこと。さあればと、お土産にいただいたマハラシュトラ州ナシック産CHANDONのDELICEを開ける。チーズなどのおつまみを準備しておくべきだったと思いつつ、SMOORのお気に入りのケーキに加え、イースターエッグをお出しする。
微甘くフルーティでおいしいDELICEを飲みつつ、畳み掛けるように甘いお菓子を味わいつつ、杯を重ねるうちにも、気づけば日がとっぷりと暮れている。
まだまだ話し足りないですね。
ご帰任の前にまたぜひバンガロールへ。
また来ますね。
次回は泊まりで!
……などと言い合いながら、大きく手を振りお見送り。高原の夜風が心地よく、満たされた気分だ。
人とのご縁の在り方も、人生のステージによって変化してくるものだなと、このごろは切に実感する。
ミューズ・クリエイションで毎週金曜日を集いの日とし、多くの方々をお招きしていた時代。それはそれで、有意義で楽しい歳月だった。しかしながら、歳を重ねてこのごろは、出会いもまた、量より質だとも思う。
言葉が通じ合う人、気持ちが通い合う人、意気投合する人との明るい時間を大切にしたい。
そうして、人付き合いを、丁寧にしたいと思う。
この身はひとつ。
唯一無二。
世界は益々忙しい。人間関係もまた、インスタントに雑な趨勢が平均的になっている。損得勘定ばかりをしていては、やがて自らが虚しくなるだろう。
相手が誰であろうと、老若男女問わず、ステイタス問わず、善き出会いを大切に。ご縁をいただいた方々を心に刻み、お世話になった方々の恩義を忘れずにいたいと思う。
さすれば、やがて自らも満たされるだろう。
コメント