●今日は、雨が降ったり、止んだり、晴れたり、忙しい天気であった。排気ガスが埃っぽいバンガロールでは、雨が汚れを洗い流してくれるようでありがたい。
●スリランカ出張に向けて、夫は資料の読み込みに忙しく、わたしはわたしで……なんだか無為に過ぎていった日曜の午後。
●夕方になり、夫がDVDを見ようと言う。先日、CROSSWORDで購入したDVDだ。先週同様、DVDプレイヤーでは見ることができないため、コンピュータにつなぐ。コンピュータをリヴィングルームに持って行き接続するのが面倒なので、書斎で見る。
●縁側、改めバルコニーの、扉の縁に腰掛けて、眺む。
●影絵の樹木。枝枝のそよぎ。
●鴉やなんやの啼き声が、よりくっきりと、響き渡り。
●"PRODUCERS"を、観る。数年前、ミュージカルをブロードウェイで観て、二人して気に入ったのだ。
●これは、ミュージカル仕立ての映画である。ミュージカルで楽しかったシーンが、うまく生かされていると思う。楽しかった。
●"Springtime, for Hitler, and Germany. Winter, for Poland and France" 喜んで歌う夫。
●ヒトラーといえば、先月、ムンバイに「ヒトラーズ・クロス」(ヒトラーの鉤十字)という名のレストランが誕生して、「世界的な」騒ぎとなった。店主は改名を決意したらしいけれど。こんなニュース。
●インドでは、こういうピント外れが、結構、よくある。
●偏りのある情報しか持っていない富裕層が、思いつきでやりはじめたことだろう。それにしても、「それはまずいぞ」という人が、一人くらいいたってよさそうなものだが。いなかったらしい。
●インドじゃ、日本人のことを、にこやかに"JAP" と呼ぶ人がいる。数年前には、新聞にも堂々と"JAP"とあった。JAPANの単なる略称と思われている節がある。一瞬、硬直するけどね。ま、インドだもの。
●BROADWAY, NEW YORK, NY.
●「ねえ、30年後には、マンハッタンに戻らない? やっぱりニューヨークはいいよね。ん? 30年後じゃ遅過ぎるか。20年後、っていうのは、どう?」
●それまで、わたしはずっと、インドに住むつもりなのか?
●……いったいどれだけ、この国に暮らすつもりなのか?